ムールヴェードル（2015年生、母ヴァンドノワール）

ムールヴェードル（2015年2月4日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「ワイン用の黒葡萄の品種名。母名より連想」。毛色は青毛。種牡馬のダイワメジャー（当時14歳）と交配したヴァンドノワールが20歳のときに産んだ10番仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地7戦0勝。

経歴

デビュー前

3歳のとき、ノーザンレーシングから「ジェイエス繁殖馬セールサラブレッド繁殖牝馬」に上場され、ARROWFIELDPASTORALによって799.2万円で落札された。

キャロットクラブにて総額2,000万円（5万×400口）で一口馬主が募集された。

手塚貴久厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2017年）

10月29日、デビュー戦はC.ルメール騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1400m 雨/不良）に出走。馬体重は480kg。16頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では瞬発力に富んだ末脚を発揮したが、4着に終わった。

11月25日、中3週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続でC.ルメール騎手（1戦0勝）。18頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走したが、5着に終わった。

3歳（2018年）

2月4日、中9週で馬体重を前走から22kg増やして迎えた3戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての4番人気に推されて15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は失速してしまい10着に敗れた。

4月1日、中7週で馬体重を前走からさらに12kg増やして迎えた4戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚が振るわず9着に敗れた。

6月30日、約3か月の休養明けで迎えた5戦目は、石川裕紀人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではもうひと伸びが足りず、5着に終わった。

7月22日、中2週で迎えた6戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて11番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では伸びが鈍く8着に敗れた。

9月1日、中5週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1200m 小雨/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は石橋脩騎手（1戦0勝）。15頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では脚が残っておらず13着に敗れた。