イサミゴールド（2006年生、母イサミコマチ）

イサミゴールド（2006年4月27日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋金」。毛色は鹿毛。種牡馬のステイゴールド（当時12歳）と交配したイサミコマチが10歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）絵笛牧場。戦績は、中央平地7戦0勝、地方14戦3勝2着3回。主な勝ち鞍は2009年の3歳以上C2 18。

経歴

デビュー前

羽月友彦厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2008年）

12月21日、デビュー戦は池添謙一騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1400m 曇/良）に出走。馬体重は396kg。12頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く7着に敗れた。

3歳（2009年）

2月8日、中6週で迎えた2戦目は、荻野琢真騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、17番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを14番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を繰り出したが、6着に終わった。

3月28日、中6週で迎えた3戦目は、田中健騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての7番人気で16番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら10番手で通過。直線では最後まで息が続かず17着に敗れた。

4月26日、中3週で迎えた4戦目は、角田晃一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝1400m 小雨/重）に出走。18頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はタレてしまい12着に終わった。

7月4日、中9週で迎えた5戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず12着に終わった。

7月25日、中2週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（小倉芝1200m 曇/重）に出走。鞍上は田中健騎手（1戦0勝）。18頭立ての15番人気で14番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では天性の負けじ心を発揮してゴールまで力闘し、6着に入り込んだ。

8月30日、中4週で馬体重を前走から18kg増やして迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中健騎手（2戦0勝）。18頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走し、6着に入り込んだ。

10月3日、中4週で迎えた8戦目は、吉田順治騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2 23（佐賀ダート900m 晴/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。8頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず4着に敗れた。

10月18日、中1週で迎えた9戦目は、3歳以上C2 22（佐賀ダート1300m 晴/良）に牝馬ながら55kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で吉田順治騎手（1戦0勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のアンジュエデに7馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

11月1日、中1週で迎えた10戦目は、3歳以上C2 19（佐賀ダート1300m 小雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で吉田順治騎手（2戦1勝）。7頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず3着に敗れた。

11月22日、中2週で迎えた11戦目は、3歳以上C2 18（佐賀ダート1300m 小雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で吉田順治騎手（3戦1勝）。8頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のエプソムラヴソングに2馬身の差をつけて制した。

12月19日、中3週で迎えた12戦目は、3歳以上C2 13（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で吉田順治騎手（4戦2勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したホッカイボンベイを捕まえ切れず、3馬身差の2着に敗北した。

4歳（2010年）

1月3日、中1週で迎えた13戦目は、4歳以上C2 13（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で吉田順治騎手（5戦2勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。端をきり、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、カシノハリに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

1月24日、中2週で迎えた14戦目は、4歳以上C2 12（佐賀ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で吉田順治騎手（6戦2勝）。7頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず3着に敗れた。

2月11日、中2週で迎えた15戦目は、4歳以上C2 11（佐賀ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は8戦連続で吉田順治騎手（7戦2勝）。9頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したレディショコラを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着となった。

2月21日、中0週で迎えた16戦目は、竹吉徹騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2 11（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

3月13日、中2週で迎えた17戦目は、長田進仁騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2-10（佐賀ダート1300m 曇/不良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうひと伸びが足りず、3着に終わった。

4月11日、中3週で迎えた18戦目は、4歳以上C2-9（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は吉田順治騎手（8戦2勝）。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

4月24日、中1週で迎えた19戦目は、4歳以上C2-10（佐賀ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で吉田順治騎手（9戦2勝）。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びあぐねて4着に敗れた。

5月15日、中2週で迎えた20戦目は、4歳以上C2-9（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田順治騎手（10戦2勝）。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不撓のガッツで渋太く持ち堪えて、最後は2着のトレモリノスをクビ差振り切って3勝目を獲得した。

6月27日、中5週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた21戦目は、4歳以上C2-6（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で吉田順治騎手（11戦3勝）。9頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚が冴えず4着に敗れた。