アテンションブルー（1991年生、母ミスプレイバリ）

アテンションブルー（1991年3月6日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。品種はアングロアラブで、毛色は鹿毛。種牡馬のトライバルセンプー（当時14歳）と交配したミスプレイバリが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は三木田久之助。戦績は、中央平地6戦4勝。1993年の福島アラブ3歳ステークス(アラ系3歳オープン)に勝利した他、1993年のアラブ3歳ステークス(アラ系3歳オープン)を制するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

小西一男厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1993年）

6月19日、デビュー戦は郷原洋司騎手を鞍上に据えて、アラ系3歳未勝利（福島芝1000m 小雨/稍重）に出走。馬体重は420kg。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では強烈な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のリバーラブリーに1馬身1/4の差をつけて初白星を挙げた。

8月29日、中9週で迎えた2戦目は、2歳オープンのアラブ3歳ステークス（新潟芝1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で郷原洋司騎手（1戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るリバーラブリーを途轍もない末脚で交わし去り、最後は3馬身半の差をつけて2勝目を掴み取った。

9月18日、中2週で迎えた3戦目は、アラ系3歳オープン（中山ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で郷原洋司騎手（2戦2勝）。5頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、苛烈なペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では猛烈な末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のトライアムに4馬身の差をつけて負け無しの3連勝を決めた。

10月16日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた4戦目は、2歳オープンの福島アラブ3歳ステークス（福島芝1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で郷原洋司騎手（3戦3勝）。14頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るブンブクヒリュウを次元の違う末脚で交わし去り、最後は7馬身の差をつけて負け知らずの4連勝を決めた。

3歳（1994年）

6月18日、約8か月の休み明けで馬体重を前走から6kg絞って迎えた5戦目は、アラ系4歳以上オープン（札幌芝1500m 曇/良）に牝馬ながら54kgの斤量を背負って出走。鞍上は5戦連続で郷原洋司騎手（4戦4勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では末脚が続かず、3着に終わった。

4歳（1995年）

6月10日、約12か月の休養明けで迎えた6戦目は、青木芳之騎手を鞍上に迎えて、アラ系4歳以上オープン（札幌ダート1700m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。11頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず10着に敗れた。