ローリエベイカー（1988年生、母ハワードクイン）

ローリエベイカー（1988年5月12日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のシアトルエクスプレス（当時7歳）と交配したハワードクインが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）北斗牧場。戦績は、中央平地14戦3勝、地方12戦0勝2着1回。主な勝ち鞍は1992年の5歳以上900万下。

経歴

デビュー前

境直行厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1990年）

12月8日、デビュー戦は松永幹夫騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は476kg。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では天賦の敢闘精神でゴールまで勇戦したが、3着に終わった。

3歳（1991年）

4月6日、約4か月の休み明けで迎えた2戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（京都ダート1800m 曇/良）に50kgの軽斤量で出走。16頭立ての4番人気に推されて13番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天稟の負けじ魂を発揮してゴールまで力走したが、3着に終わった。

4月21日、中1週で迎えた3戦目は、石橋守騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての2番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のバンダムターボをクビ差振り切って未勝利戦を制した。

5月3日、中1週で迎えた4戦目は、牝馬限定の4歳500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石橋守騎手（1戦1勝）。13頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では決め手に欠いて11着に敗れた。

5月18日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた5戦目は、4歳500万下（京都ダート1800m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は藤田伸二騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには参加できず6着に終わった。

6月1日、中1週で迎えた6戦目は、牝馬限定の4歳500万下（京都ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は石橋守騎手（2戦1勝）。10頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では見せ場なく8着に終わった。

6月22日、中2週で迎えた7戦目は、牝馬限定の4歳500万下（中京ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で石橋守騎手（3戦1勝）。11頭立ての6番人気で大外11番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では異次元の末脚を弾けさせて悠々と抜け出し、最後は2着のクラシックチャイムに4馬身の差をつけて制した。

7月7日、中1週で迎えた8戦目は、ハンデ戦で4歳900万下のやまゆりステークス（中京芝1800m 曇/良）に50kgの軽斤量で出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は藤田伸二騎手（2戦0勝）。16頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり4位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず9着に終わった。

8月10日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた9戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の駒場特別（函館芝1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で藤田伸二騎手（3戦0勝）。14頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では末脚がパッとせず14着に終わった。

4歳（1992年）

1月5日、約5か月の休み明けで迎えた10戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は石橋守騎手（4戦2勝）。16頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では決め手が足りず10着に終わった。

1月19日、中1週で迎えた11戦目は、5歳以上900万下（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で石橋守騎手（5戦2勝）。13頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では豪快に末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のアグネスグラントを3/4馬身振り切って制した。

2月8日、中2週で迎えた12戦目は、松籟ステークス（京都芝2400m 外回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で石橋守騎手（6戦3勝）。10頭立ての9番人気で大外10番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今一つ伸び切れず8着に終わった。

3月28日、中6週で迎えた13戦目は、小池隆生騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の心斎橋ステークス（阪神ダート1400m 小雨/稍重）に50kgの軽斤量で出走。16頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを14番手で通過。直線では速い脚を使えず10着に終わった。

4月12日、中1週で迎えた14戦目は、梅田ステークス（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は石橋守騎手（7戦3勝）。14頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり8着に終わった。

5歳（1993年）

4月12日、約12か月の休養明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた15戦目は、海方栄二騎手を鞍上に迎えて、一般A2（上山ダート1700m 曇/良）に出走。10頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。10着に終わった。

4月27日、中1週で迎えた16戦目は、卯月特別（上山ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で海方栄二騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。7着に終わった。

5月11日、中1週で迎えた17戦目は、海方昭三騎手を鞍上に迎えて、皐月特別（上山ダート1700m 曇/稍重）に出走。10頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。3着を確保した。

5月23日、中1週で迎えた18戦目は、荒木孝良騎手を鞍上に迎えて、一般A3（上山ダート1800m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。3着に終わった。

6月22日、中3週で迎えた19戦目は、一般A3（上山ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は海方昭三騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。6着に敗れた。

7月6日、中1週で迎えた20戦目は、一般A3（上山ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で海方昭三騎手（2戦0勝）。8頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。5着に終わった。

7月20日、中1週で迎えた21戦目は、一般A3（上山ダート1700m 小雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で海方昭三騎手（3戦0勝）。9頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。8着に終わった。

8月12日、中2週で迎えた22戦目は、一般A2（上山ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で海方昭三騎手（4戦0勝）。10頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。6着に終わった。

8月22日、中0週で迎えた23戦目は、葉月特別（上山ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で海方昭三騎手（5戦0勝）。7頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。5着に終わった。

9月6日、中1週で迎えた24戦目は、一般A3（上山ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は海方栄二騎手（2戦0勝）。5頭立ての2番人気で2番ゲートからスタート。3着に敗れた。

10月4日、中3週で迎えた25戦目は、小林真治騎手を鞍上に迎えて、秋月特別（浦和ダート1600m 晴/重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、勝ったサハリンイットーから4馬身差の2着に敗北した。

11月5日、中4週で迎えた26戦目は、本間光雄騎手を鞍上に迎えて、秋晴特別（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。4着に終わった。