エメラルセシリア（2019年生、母セトウチソーラー）

エメラルセシリア（2019年3月24日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名+人名より」。毛色は青鹿毛。種牡馬のモーリス（当時8歳）と交配したセトウチソーラーが13歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は金成吉田牧場。主な勝ち鞍は2023年のホクレングリーンプラス賞(一般C4-2)。

経歴

デビュー前

相沢郁厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2021年）

10月16日、デビュー戦は石川裕紀人騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（東京芝1600m 曇/良）に出走。馬体重は444kg。18頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は脚色が悪くなり11着に敗れた。

11月7日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（東京ダート1600m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で石川裕紀人騎手（1戦0勝）。14頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではいいところがなく7着に敗れた。

3歳（2022年）

2月12日、約3か月の休み明けで迎えた3戦目は、横山琉人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京芝1800m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての15番人気で11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では最後まで息が続かず9着に終わった。

4月23日、中9週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（福島ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は石川裕紀人騎手（2戦0勝）。15頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

5月15日、中2週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/稍重）に51kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は横山琉人騎手（1戦0勝）。15頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく走り抜いたが、勝ったエイミーバローズに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

6月12日、中3週で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は石川裕紀人騎手（3戦0勝）。11頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見所を作れず5着に敗れた。

7月2日、中2週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた7戦目は、永野猛蔵騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（福島ダート1700m 晴/良）に出走。15頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい6着に敗れた。

8月14日、中5週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は石川裕紀人騎手（4戦0勝）。15頭立ての6番人気で大外15番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では全く伸びず9着に敗れた。

2022年8月17日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。

11月30日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた9戦目は、實川純一騎手を鞍上に迎えて、一般C2二三（船橋ダート1200m 曇/稍重）に出走。12頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり9着に敗れた。

12月19日、中2週で迎えた10戦目は、馬い!はつうみ卵はサンサンエッグ（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で實川純一騎手（1戦0勝）。6頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず5着に終わった。

4歳（2023年）

1月17日、中3週で迎えた11戦目は、木間塚龍馬騎手を鞍上に迎えて、馬い!じじちゃんのいぶり大根発売記念（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では目立つような脚を使えず10着に終わった。

2月13日、中3週で迎えた12戦目は、一般C2三四（浦和ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は實川純一騎手（2戦0勝）。12頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では脚が残っておらず11着に終わった。

3月14日、中3週で迎えた13戦目は、野沢憲彦騎手を鞍上に迎えて、馬い!淡路の新玉ねぎ食べてや（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい12着に終わった。

4月12日、中3週で迎えた14戦目は、一般C2二三（船橋ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は木間塚龍馬騎手（1戦0勝）。12頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く10着に終わった。

5月2日、中2週で迎えた15戦目は、一般C2二三（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で木間塚龍馬騎手（2戦0勝）。11頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず8着に終わった。

6月1日、中3週で迎えた16戦目は、笠野雄大騎手を鞍上に迎えて、浦和800ラウンド（浦和ダート800m 晴/稍重）に出走。12頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では速い脚を使えず12着に終わった。

6月20日、中2週で迎えた17戦目は、一般C2二三（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で笠野雄大騎手（1戦0勝）。11頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く10着に終わった。

7月19日、中3週で迎えた18戦目は、阪野学騎手を鞍上に迎えて、旭川夏まつり賞（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。9頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位争いには加われず4着に終わった。

8月3日、中1週で迎えた19戦目は、日高町家畜自衛防疫組合賞（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で阪野学騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、で馬群を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み4着に沈んだ。

8月16日、中1週で迎えた20戦目は、ホクレングリーンプラス賞（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で阪野学騎手（2戦0勝）。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では強烈な末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のボーダーパトロールに1馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

9月5日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた21戦目は、3歳以上C22 C31（門別ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で阪野学騎手（3戦1勝）。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では鋭い脚を使えず8着に敗れた。

9月19日、中1週で迎えた22戦目は、3歳以上C22 C31（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で阪野学騎手（4戦1勝）。10頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず5着に終わった。

10月3日、中1週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた23戦目は、3歳以上C22 C31（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で阪野学騎手（5戦1勝）。12頭立ての6番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では全く伸びず8着に敗れた。

10月18日、中1週で迎えた24戦目は、カムイエクウチカウシ山賞（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で阪野学騎手（6戦1勝）。12頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず最後はホッコーアリスと並んで8着同着となった。

11月1日、中1週で迎えた25戦目は、服部茂史騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C22 C31（門別ダート1000m 曇/稍重）に出走。12頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず7着に終わった。

11月18日、中1週で馬体重を前走から20kg減らして迎えた26戦目は、林謙佑騎手を鞍上に迎えて、たつやさん誕生祭特別（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。11頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では生来の負けじ心を発揮してどうにかこうにかゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

12月2日、中1週で迎えた27戦目は、ガクシ活躍祈念杯特別（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で林謙佑騎手（1戦0勝）。11頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では伸びあぐねて6着に終わった。

12月31日、中3週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた28戦目は、岡遼太郎騎手を鞍上に迎えて、一般C3-9（高知ダート1400m 晴/重）に出走。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり4着に終わった。

5歳（2024年）

1月9日、連闘で迎えた29戦目は、ファイナルレース（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は林謙佑騎手（2戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚が振るわず9着に敗れた。

1月23日、中1週で迎えた30戦目は、ファイナルレース（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は岡遼太郎騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず6着に終わった。

1月30日、連闘で馬体重を前走から10kg減らして迎えた31戦目は、一般C3-5（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は林謙佑騎手（3戦0勝）。10頭立ての9番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい6着に終わった。

2月12日、中1週で馬体重を前走から12kg戻して迎えた32戦目は、ファイナルレース（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は岡遼太郎騎手（2戦0勝）。12頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず11着に終わった。

2月28日、中1週で迎えた33戦目は、ファイナルレース（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で岡遼太郎騎手（3戦0勝）。12頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには加われず8着に終わった。

3月11日、中1週で迎えた34戦目は、中島龍也騎手を鞍上に迎えて、ファイナルレース（高知ダート1400m 雨/稍重）に出走。12頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るスライトマッドを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

3月26日、中1週で迎えた35戦目は、ソメイヨシノ特別（高知ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で中島龍也騎手（1戦1勝）。10頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり6着に終わった。

4月6日、中1週で迎えた36戦目は、レンゲソウ特別（高知ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は岡遼太郎騎手（4戦0勝）。10頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では伸びが鈍く8着に終わった。

4月21日、中1週で迎えた37戦目は、濱尚美騎手を鞍上に迎えて、一般C3-5（高知ダート1400m 小雨/不良）に出走。12頭立ての11番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり5着に終わった。