スピードサクラ（2008年生、母ユーコーハイレディ）

スピードサクラ（2008年4月3日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋桜」。毛色は鹿毛。種牡馬のタップダンスシチー（当時11歳）と交配したユーコーハイレディが20歳のときに産んだ10番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は谷山和喜。戦績は、中央平地9戦1勝。主な勝ち鞍は2010年の2歳未勝利。

経歴

デビュー前

1歳のとき、谷山和喜から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」と「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場されたがいずれも主取りとなった。

和田正一郎厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2010年）

6月26日、デビュー戦は田中博康騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は462kg。16頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では鋭い脚を使えず14着に終わった。

7月18日、中2週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた2戦目は、2歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で田中博康騎手（1戦0勝）。15頭立ての10番人気で14番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず8着に終わった。

7月31日、中1週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（新潟ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で田中博康騎手（2戦0勝）。15頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では伸びを欠き8着に終わった。

9月4日、中4週で迎えた4戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びが鈍く8着に終わった。

9月19日、中1週で迎えた5戦目は、2歳未勝利（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田辺裕信騎手（1戦0勝）。13頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸び、3着に入った。

10月2日、中1週で迎えた6戦目は、2歳未勝利（中山芝1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で田辺裕信騎手（2戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。端を取り切り、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では勢いよく末脚を伸ばして、最後は2着のトーセンリョウマに1馬身1/4の差をつけて初白星を挙げた。

10月30日、中3週で迎えた7戦目は、2歳500万下のきんもくせい特別（福島芝1700m 雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で田辺裕信騎手（3戦1勝）。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は減速してしまい7着に敗れた。

12月4日、中4週で迎えた8戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下の葉牡丹賞（中山芝2000m 晴/良）に出走。14頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚が止まってしまい13着に終わった。

3歳（2011年）

1月8日、中4週で迎えた9戦目は、3歳500万下の寒竹賞（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は田辺裕信騎手（4戦1勝）。16頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を繰り出したが上位には届かず10着に終わった。