ブルーファンタジア（2000年生、母イルドルチェ）

ブルーファンタジア（2000年5月6日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋幻想」。毛色は栗毛。種牡馬のブライアンズタイム（当時15歳）と交配したイルドルチェが10歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は藤本直弘。戦績は、中央平地5戦0勝、地方11戦6勝。主な勝ち鞍は2004年の3歳以上A3-2。

経歴

デビュー前

YGGオーナーズクラブにて総額3,200万円（6.4万×500口）で一口馬主が募集された。

服部利之厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2003年）

5月24日、デビュー戦はD.オリヴァー騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（中京ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は442kg。16頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では末脚がパッとせず11着に敗れた。

7月12日、中6週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1400m 曇/重）に出走。16頭立ての12番人気で15番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く11着に終わった。

8月10日、中3週で迎えた3戦目は、渡辺薫彦騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では見せ場なく10着に終わった。

9月21日、中5週で迎えた4戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/稍重）に出走。16頭立ての10番人気で14番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず9着に終わった。

9月28日、連闘で迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小牧太騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では天稟のガッツでゴールまで力走し、3着に入った。

10月7日、連闘で迎えた6戦目は、向山牧騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の名古屋チャレンジカップマスカット賞（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。5着に敗れた。

11月20日、中5週で馬体重を前走から17kg増やして迎えた7戦目は、清水貴行騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C9-3（園田ダート1400m 曇/重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、3着に終わった。

4歳（2004年）

1月15日、中7週で馬体重を前走からさらに10kg増やして迎えた8戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C1-2（園田ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のエマジャを3/4馬身振り切って待望の初白星を挙げた。

2月5日、中2週で迎えた9戦目は、4歳以上C7-1（園田ダート1400m 雪/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩田康誠騎手（1戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。逃げを打ち、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のエアサップに2馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

2月26日、中2週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた10戦目は、4歳以上C3-2（姫路ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で岩田康誠騎手（2戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のタイヨーキラキラに8馬身の差をつけて3勝目をマークした。

4月29日、中8週で馬体重を前走から7kg戻して迎えた11戦目は、4歳以上C1-1（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で岩田康誠騎手（3戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のニシオアサティスに2馬身半の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

5月12日、中1週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた12戦目は、4歳以上B2-2（園田ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で岩田康誠騎手（4戦4勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のアキに4馬身の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

10月14日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から20kg戻して迎えた13戦目は、川西市制50周年記念特別（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で岩田康誠騎手（5戦5勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚を伸ばせず6着に敗れた。

11月2日、中2週で迎えた14戦目は、3歳以上A3-2（園田ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で岩田康誠騎手（6戦5勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚色がやや鈍り、4着に終わった。

11月17日、中1週で迎えた15戦目は、地方重賞の兵庫クイーンカップ（園田ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は8戦連続で岩田康誠騎手（7戦5勝）。12頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

11月30日、中1週で迎えた16戦目は、3歳以上A3-2（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で岩田康誠騎手（8戦5勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線に入ると、前で粘るプリティスキャンを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は5馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。