テレポーテーション（1988年生、母イビガワダンサー）

テレポーテーション（1988年5月7日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のラツキーソブリン（当時14歳）と交配したイビガワダンサーが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は天羽禮治。戦績は、中央平地18戦1勝2着3回、地方4戦0勝2着1回。主な勝ち鞍は1991年の4歳未勝利。

経歴

デビュー前

小林常泰厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1990年）

9月16日、デビュー戦は田面木博公騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山芝1600m 外回り雨/重）に出走。馬体重は456kg。13頭立ての8番人気で大外13番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では末脚にキレが無く12着に終わった。

9月30日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、郷原洋行騎手を鞍上に迎えて、3歳新馬（中山芝1600m 外回り雨/重）に出走。11頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では伸びが鈍く7着に終わった。

12月2日、中8週で馬体重を前走から14kg戻して迎えた3戦目は、3歳未勝利（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で郷原洋行騎手（1戦0勝）。15頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では脚が残っておらず14着に終わった。

12月15日、中1週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で郷原洋行騎手（2戦0勝）。10頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバタバタになってしまい6着に終わった。

3歳（1991年）

1月7日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた5戦目は、4歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は4戦連続で郷原洋行騎手（3戦0勝）。8頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鋭い脚を使えず4着に終わった。

1月19日、中1週で迎えた6戦目は、小野次郎騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。競走中止となった。

2月25日、中4週で迎えた7戦目は、本間忍騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（小倉芝1800m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。11頭立ての4番人気で大外11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、サンセットセブンにクビ差交わされて2着に惜敗した。

3月10日、中1週で迎えた8戦目は、蓑田早人騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（小倉芝1800m 晴/重）に出走。11頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天性の負けじ魂を発揮してゴールまで力闘したが、3着に終わった。

3月16日、連闘で迎えた9戦目は、4歳未勝利（小倉ダート1700m 曇/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で蓑田早人騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったヒロノアドニスをクビ差捉え切れず2着に惜敗した。

4月20日、中4週で迎えた10戦目は、4歳未勝利（東京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で蓑田早人騎手（2戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では目の覚めるような末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のジョウヨウイーグルをクビ差振り切って待望の初白星を挙げた。

5月4日、中1週で迎えた11戦目は、4歳500万下の夏木立賞（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で蓑田早人騎手（3戦1勝）。13頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、やや緩いペースで馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は勢いを失って8着に終わった。

5月25日、中2週で迎えた12戦目は、4歳500万下のロベリア賞（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で蓑田早人騎手（4戦1勝）。10頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい5着に終わった。

6月16日、中2週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で蓑田早人騎手（5戦1勝）。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では伸びが甘くなり、3着に終わった。

6月29日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下（札幌芝1500m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で蓑田早人騎手（6戦1勝）。11頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びが鈍く7着に敗れた。

4歳（1992年）

6月28日、約12か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた15戦目は、水野貴広騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（福島ダート1000m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。7頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい7着に終わった。

7月12日、中1週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた16戦目は、5歳以上500万下（福島ダート1700m 曇/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で水野貴広騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。ハナを切り、少し速いペースで集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち味のタフさで最後まで奮闘したが、勝ったアサカウィンドに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

8月8日、中3週で迎えた17戦目は、4歳以上500万下の笹山特別（新潟芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は小野次郎騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では末脚にキレが無く12着に終わった。

8月23日、中1週で迎えた18戦目は、4歳以上500万下（新潟ダート1700m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は水野貴広騎手（2戦0勝）。12頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線ではいいところがなく7着に敗れた。

11月9日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から18kg増やして迎えた19戦目は、山本裕次郎騎手を鞍上に迎えて、一般（盛岡ダート1750m 曇/稍重）に出走。7頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。最後は、勝ったホゲットテイオーから3馬身差の2着となった。

12月21日、中5週で迎えた20戦目は、一般（水沢ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で山本裕次郎騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。5着に敗れた。

5歳（1993年）

4月25日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた21戦目は、一般（盛岡ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で山本裕次郎騎手（2戦0勝）。8頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。8着に終わった。

7月31日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から16kg絞って迎えた22戦目は、佐々木陸男騎手を鞍上に迎えて、一般（盛岡ダート1800m 小雨/不良）に出走。8頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。8着に終わった。