アサヒクイーン（2000年生、母バレンシアゴールド）

アサヒクイーン（2000年3月18日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋女王」。毛色は鹿毛。種牡馬のタイトスポット（当時13歳）と交配したバレンシアゴールドが13歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は（有）平野牧場。戦績は、中央平地10戦0勝、地方22戦4勝2着4回。主な勝ち鞍は2004年の4歳以上B3-2。

経歴

デビュー前

1歳のとき、平野牧場から「北海道8月市場サラブレッド1歳」に上場され、JRA日本中央競馬会によって420万円で落札された。

戸田博文厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2002年）

6月30日、デビュー戦は村田一誠騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は452kg。12頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では全く伸びず12着に終わった。

7月7日、連闘で迎えた2戦目は、井西泰政騎手を鞍上に迎えて、2歳新馬（福島芝1200m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。芝レースへの出走は初となった。16頭立ての15番人気で大外16番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では脚を伸ばせず16着に終わった。

9月21日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から12kg増やして迎えた3戦目は、2歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は村田一誠騎手（1戦0勝）。11頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では速い脚を使えず10着に終わった。

10月5日、中1週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で村田一誠騎手（2戦0勝）。11頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚色が鈍り11着に終わった。

10月13日、連闘で迎えた5戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で村田一誠騎手（3戦0勝）。11頭立ての11番人気で大外11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では切れる脚を使えず11着に終わった。

3歳（2003年）

4月26日、約6か月半の休み明けで迎えた6戦目は、高橋智大騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島ダート1700m 晴/稍重）に出走。14頭立ての14番人気で大外14番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい11着に終わった。

5月11日、中1週で迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（新潟ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で高橋智大騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。先手を奪い、遅いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では最後まで息が続かず11着に終わった。

5月25日、中1週で迎えた8戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で高橋智大騎手（2戦0勝）。10頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では全く伸びず9着に終わった。

9月7日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた9戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/重）に出走。15頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚を伸ばせず8着に終わった。

9月14日、連闘で迎えた10戦目は、加藤士津八騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、リードを2馬身以上保って、少し速いペースで集団を引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。最後は力尽きて13着に敗れた。

10月2日、中2週で迎えた11戦目は、3歳戦のナチュラルビット特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は村田一誠騎手（4戦0勝）。12頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では末脚が振るわず12着に終わった。

12月11日、中9週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた12戦目は、田中学騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C1-3（園田ダート1400m 曇/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のサンエムタイヨウに3馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

12月31日、中2週で迎えた13戦目は、2003 ファイナルステージ（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中学騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、4着に終わった。

4歳（2004年）

1月22日、中2週で迎えた14戦目は、4歳以上C7-2（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田中学騎手（2戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では全く伸びず10着に敗れた。

2月5日、中1週で迎えた15戦目は、4歳以上C7-3（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で田中学騎手（3戦1勝）。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、フジタカグラスゴーにクビ差交わされて2着となった。

2月19日、中1週で迎えた16戦目は、坂本和也騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C6-2（園田ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。ハナを取り切り、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が衰えて9着に敗れた。

3月4日、中1週で迎えた17戦目は、4歳以上C6-3（姫路ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は田中学騎手（4戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。主導権を奪い、で一団を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では切れる脚を使えず10着に敗れた。

3月17日、中1週で迎えた18戦目は、4歳以上C6-2（姫路ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中学騎手（5戦1勝）。9頭立ての5番人気で大外9番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のキタノコトブキに6馬身の差をつけて2勝目を奪取した。

4月13日、中3週で迎えた19戦目は、下原理騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C4-2（園田ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、で集団を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後はサンワードプラズマと並んで2着同着となった。

5月3日、中2週で迎えた20戦目は、4歳以上C3-1（園田ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で下原理騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ペルジノサイオンに交わされて1馬身3/4差の2着となった。

5月12日、連闘で迎えた21戦目は、4歳以上C2-2（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で下原理騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びを欠き6着に敗れた。

5月26日、中1週で迎えた22戦目は、大山寿文騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2-2（園田ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。敢然と端をきり、で一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はガス欠状態になり9着に終わった。

6月10日、中1週で迎えた23戦目は、4歳以上C3-1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大山寿文騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。端を取り切り、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚勢がやや鈍り、3着に終わった。

6月24日、中1週で迎えた24戦目は、4歳以上C3-1（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は田中学騎手（6戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のナンセイゴージャスに2馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

7月6日、中1週で迎えた25戦目は、4歳以上C1-1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は下原理騎手（3戦0勝）。12頭立ての6番人気で大外12番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ハギノエキセレントに交わされて3馬身差の2着となった。

7月19日、中1週で迎えた26戦目は、4歳以上B3-2（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は田中学騎手（7戦3勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚色が衰えて7着に敗れた。

7月29日、中0週で迎えた27戦目は、4歳以上B3-2（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中学騎手（8戦3勝）。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のアイファーロベルトに3馬身の差をつけて4勝目を収める

8月16日、中2週で迎えた28戦目は、3歳以上B1-2（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田中学騎手（9戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、でレースを進める。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は脚が止まってしまい9着に敗れた。

9月9日、中2週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた29戦目は、日本・モンゴル民族博物館特別（姫路ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は下原理騎手（4戦0勝）。12頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。最後はガス欠状態になり12着に敗れた。

10月6日、中3週で馬体重を前走からさらに12kg増やして迎えた30戦目は、3歳以上B1-3（園田ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で下原理騎手（5戦0勝）。11頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚が止まってしまい9着に終わった。

10月28日、中2週で馬体重を前走から11kg絞って迎えた31戦目は、松浦聡志騎手を鞍上に迎えて、波賀町サイクリングターミナル特別（園田ダート1700m 晴/重）に出走。12頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず11着に終わった。

11月11日、中1週で迎えた32戦目は、村井裕章騎手を鞍上に迎えて、3歳以上B1-2（園田ダート1700m 雨/不良）に出走。12頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では伸びを欠き12着に終わった。