バロックダンス（2020年生、母リトミックダンス）

バロックダンス（2020年2月27日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「フランス宮廷を中心に栄えたダンス」。毛色は青鹿毛。種牡馬のモーリス（当時9歳）と交配したリトミックダンスが20歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。主な勝ち鞍は2023年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

当歳のとき、社台ファームから「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場されたが主取りとなった。

小手川準厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2022年）

6月4日、デビュー戦は石橋脩騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は464kg。13頭立ての8番人気で大外13番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では瞬発力に優れた末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

8月21日、約2か月半の間隔を開けて迎えた2戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（新潟芝1600m 外回り晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で石橋脩騎手（1戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では物凄い伸び脚を見せたが、伸びてきたキタウイング決め手に屈してハナ差の2着に甘んじた。

10月9日、中6週で迎えた3戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京芝1600m 曇/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では脚が残っておらず6着に敗れた。

10月30日、中2週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川田将雅騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びを欠き4着に敗れた。

3歳（2023年）

1月22日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から10kg増やして迎えた5戦目は、今村聖奈騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。18頭立ての1番人気に推されて17番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、6着に終わった。

2月5日、中1週で迎えた6戦目は、西村淳也騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、伸びてきたアイファーテイオー決め手に屈してクビ差の2着に惜敗した。

2月19日、中1週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1700m 小雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で西村淳也騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚に勢いがなく11着に敗れた。

4月9日、中6週で迎えた8戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。15頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、厳しいペースで馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は失速してしまい8着に敗れた。

5月28日、中6週で迎えた9戦目は、佐々木大輔騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。18頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。主導権を奪い、若干緩いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走し、4着に入った。

6月25日、中3週で迎えた10戦目は、3歳未勝利（函館芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐々木大輔騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不撓の闘争本能で渋太く粘り続けて、最後は2着のエンライトメントをアタマ差振り切って待望の初勝利を挙げた。

8月26日、中8週で迎えた11戦目は、3歳以上1勝クラス（札幌芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で佐々木大輔騎手（2戦1勝）。13頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、後続との差を2馬身以上保って、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと押しが利かず、4着に終わった。

9月24日、中3週で迎えた12戦目は、3歳以上1勝クラス（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で佐々木大輔騎手（3戦1勝）。16頭立ての7番人気で大外16番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではいいところがなく9着に敗れた。

11月4日、中5週で馬体重を前走から18kg減らして迎えた13戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラスの土湯温泉特別（福島芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で佐々木大輔騎手（4戦1勝）。16頭立ての7番人気で15番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり、馬場の外目を通りながら4コーナーを8番手で通過。最後は勢いを失って15着に敗れた。

4歳（2024年）

1月13日、中9週で馬体重を前走から24kg戻して迎えた14戦目は、菊沢一樹騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（小倉芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず7着に終わった。

1月28日、中1週で迎えた15戦目は、牝馬限定の4歳以上1勝クラスの日田特別（小倉芝1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で菊沢一樹騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びが鈍く7着に敗れた。

5月8日、約3か月半の休み明けで迎えた16戦目は、原優介騎手を鞍上に迎えて、メイスター賞（川崎ダート1600m 雨/稍重）に出走。13頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。競走中止となった。

7月20日、中9週で迎えた17戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラスの北辰特別（札幌芝1800m 晴/良）に出走。10頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい6着に終わった。

7月28日、連闘で迎えた18戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（札幌芝1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で大野拓弥騎手（1戦0勝）。10頭立ての9番人気で大外10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では決め手が足りず7着に終わった。

8月18日、中2週で迎えた19戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（札幌芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で大野拓弥騎手（2戦0勝）。13頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びあぐねて7着に終わった。

9月1日、中1週で迎えた20戦目は、3歳以上1勝クラス（札幌芝1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で大野拓弥騎手（3戦0勝）。14頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では伸びを欠き7着に終わった。