ハイグレードマリー（1994年生、母ダイテンミドリ）

ハイグレードマリー（1994年3月30日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のブライアンズタイム（当時9歳）と交配したダイテンミドリが11歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は谷山光雄。戦績は、中央平地30戦1勝、地方12戦2勝。主な勝ち鞍は1997年の4歳未勝利。

経歴

デビュー前

鶴留明雄厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1997年）

7月6日、デビュー戦は小島貞博騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の4歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は462kg。14頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位争いには絡めず13着に終わった。

7月27日、中2週で迎えた2戦目は、4歳未勝利（小倉芝1200m 曇/重）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で小島貞博騎手（1戦0勝）。10頭立ての10番人気で大外10番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では伸びが劣勢になり8着に終わった。

8月23日、中3週で迎えた3戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小島貞博騎手（2戦0勝）。18頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では末脚が冴えず8着に終わった。

9月9日、中1週で迎えた4戦目は、小谷内秀夫騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のききょう賞ロ（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。10頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。6着に終わった。

9月28日、中2週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた5戦目は、4歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小谷内秀夫騎手（1戦0勝）。8頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では一完歩ずつ着実に終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のクロタカを3/4馬身振り切って未勝利勝ちを決めた。

10月12日、中1週で馬体重を前走から12kg戻して迎えた6戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下の渡利特別（福島芝1700m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で小谷内秀夫騎手（2戦1勝）。14頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず12着に終わった。

10月25日、中1週で迎えた7戦目は、栗田伸一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下の相馬特別（福島芝1700m 曇/良）に出走。14頭立ての11番人気で大外14番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では全く伸びず13着に終わった。

11月9日、中1週で迎えた8戦目は、村山明騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の摺上特別（福島芝1800m 晴/良）に出走。12頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず11着に終わった。

11月30日、中2週で迎えた9戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下の恵那特別（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は小島貞博騎手（3戦0勝）。14頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず11着に終わった。

12月20日、中2週で迎えた10戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で小島貞博騎手（4戦0勝）。16頭立ての16番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では決め手に欠いて9着に終わった。

4歳（1998年）

1月8日、中2週で迎えた11戦目は、名古屋チャレンジカップディアナ賞（名古屋ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は小谷内秀夫騎手（3戦1勝）。12頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。5着に終わった。

1月24日、中1週で迎えた12戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小谷内秀夫騎手（4戦1勝）。16頭立ての14番人気で大外16番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では脚を伸ばせず16着に終わった。

3月3日、中4週で迎えた13戦目は、名古屋チャレンジカップヴェスタ賞（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小谷内秀夫騎手（5戦1勝）。12頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。4着に終わった。

3月15日、中1週で迎えた14戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下の寒狭川特別（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で小谷内秀夫騎手（6戦1勝）。16頭立ての16番人気で4番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位争いには絡めず12着に終わった。

3月25日、中0週で迎えた15戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、名古屋チャレンジカップヴェスタ賞（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。6着に終わった。

4月25日、中3週で迎えた16戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（新潟芝1400m 外回り小雨/稍重）に出走。鞍上は小島貞博騎手（5戦0勝）。14頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず6着に終わった。

5月24日、中3週で迎えた17戦目は、5歳以上500万下（新潟芝1400m 外回り雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で小島貞博騎手（6戦0勝）。14頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚がパッとせず6着に終わった。

6月3日、中0週で迎えた18戦目は、揖斐川特別（笠松ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は池添謙一騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では伸びあぐねて10着に敗れた。

6月13日、中0週で迎えた19戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（中京芝1200m 雨/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で池添謙一騎手（2戦0勝）。14頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では脚を伸ばせず14着に終わった。

7月11日、中3週で迎えた20戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（阪神ダート1400m 雨/不良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で池添謙一騎手（3戦0勝）。8頭立ての7番人気で大外8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

7月25日、中1週で迎えた21戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下の帝塚山特別（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は小島貞博騎手（7戦0勝）。16頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では伸びが劣勢になり11着に終わった。

8月8日、中1週で迎えた22戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1400m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は池添謙一騎手（4戦0勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

8月22日、中1週で迎えた23戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（京都芝1400m 外回り晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で池添謙一騎手（5戦0勝）。16頭立ての16番人気で5番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり4位タイの伸び脚を披露したが上位には割り込めず14着に終わった。

9月12日、中2週で迎えた24戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で池添謙一騎手（6戦0勝）。16頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では上がり4位の末脚を見せたが上位争いには絡めず9着に終わった。

5歳（1999年）

1月18日、約4か月半の休み明けで迎えた25戦目は、名古屋チャレンジカップヴェスタ「B」賞（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で池添謙一騎手（7戦0勝）。12頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。6着に終わった。

2月13日、中3週で迎えた26戦目は、5歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で池添謙一騎手（8戦0勝）。15頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず14着に終わった。

3月4日、中2週で迎えた27戦目は、名古屋チャレンジカップヴェスタ（D）賞（名古屋ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で池添謙一騎手（9戦0勝）。11頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。6着に終わった。

3月30日、中3週で迎えた28戦目は、名古屋チャレンジカップジュノ（F）賞（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で池添謙一騎手（10戦0勝）。12頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。4着を確保した。

4月11日、中1週で迎えた29戦目は、池田鉄平騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の5歳以上500万下の御在所特別（中京芝1800m 晴/稍重）に出走。16頭立ての16番人気で8番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では鋭い脚を使えず13着に終わった。

4月24日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた30戦目は、宝来城多郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の5歳以上500万下（新潟ダート1200m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。11頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では天稟の負けじ心を発揮してゴールまで力走し、4着に入り込んだ。

5月12日、中2週で馬体重を前走から12kg戻して迎えた31戦目は、名古屋チャレンジカップネプチューン賞（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は池添謙一騎手（11戦0勝）。12頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。3着を確保した。

6月5日、中2週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた32戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で池添謙一騎手（12戦0勝）。18頭立ての13番人気で16番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では今一つ伸び切れず10着に終わった。

6月19日、中1週で迎えた33戦目は、白浜雄造騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（阪神ダート1400m 雨/不良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位争いには加われず7着に終わった。

6月27日、連闘で迎えた34戦目は、武英智騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の5歳以上500万下（阪神ダート1400m 曇/不良）に52kgの軽斤量で出走。10頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず6着に終わった。

10月31日、約4か月の休養明けで迎えた35戦目は、白坂聡騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。10頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず8着に終わった。

11月17日、中1週で迎えた36戦目は、名古屋チャレンジカップミネルヴア賞（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は池添謙一騎手（13戦0勝）。12頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。11着に終わった。

12月4日、中1週で迎えた37戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は白浜雄造騎手（1戦0勝）。11頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く9着に終わった。

12月14日、中0週で迎えた38戦目は、師走特別（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は池添謙一騎手（14戦0勝）。10頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では驚異的な末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のマンジュデンゾウゲに1馬身の差をつけて久しぶりに勝ち星を挙げた。

12月26日、中1週で迎えた39戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で池添謙一騎手（15戦1勝）。16頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を繰り出し、5着に入り込んだ。

6歳（2000年）

1月18日、中2週で迎えた40戦目は、名古屋チャレンジカップヴェスタ賞（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で池添謙一騎手（16戦1勝）。12頭立ての4番人気で大外12番ゲートからスタート。最後は、2着のガイアローマンに1馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。

2月6日、中2週で迎えた41戦目は、高田潤騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の5歳以上900万下（京都ダート1400m 雨/重）に51kgの軽斤量で出走。11頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では速い脚を使えず9着に終わった。

2月19日、中1週で迎えた42戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下（京都ダート1200m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で高田潤騎手（1戦0勝）。14頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり10着に終わった。