ラストシャングリラ（2011年生、母スピードビウ）

ラストシャングリラ（2011年5月11日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「最後の桃源郷」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のキッケンクリス（当時11歳）と交配したスピードビウが15歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）スピードファーム。戦績は、中央平地12戦2勝2着2回。主な勝ち鞍は2014年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

佐藤吉勝厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2013年）

8月11日、デビュー戦は大野拓弥騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は450kg。17頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたルミナスパレード決め手に屈してクビ差の2着となった。

8月31日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（新潟芝1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で大野拓弥騎手（1戦0勝）。18頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。5着に終わった。

11月16日、約2か月半の間隔を開けて迎えた3戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての9番人気で15番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びが甘くなり、5着に終わった。

11月30日、中1週で迎えた4戦目は、田中博康騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中京芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、18番手を追走し、4コーナーは17番手で通過。直線ではいい脚を見せられず18着に敗れた。

3歳（2014年）

2月10日、中9週で迎えた5戦目は、宮崎北斗騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1400m 晴/稍重）に出走。16頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバテてしまい9着に終わった。

4月20日、中9週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた6戦目は、嶋田純次騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島ダート1150m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。15頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり14着に終わった。

5月24日、中4週で迎えた7戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝2000m 晴/良）に出走。18頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では天資の闘争本能でゴールまで力戦し、6着を確保した。

7月19日、中7週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（福島芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で江田照男騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。ハナを奪い、少し遅いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のウルトラバローズに3馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

8月10日、中2週で迎えた9戦目は、3歳以上500万下（新潟芝2200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で江田照男騎手（2戦1勝）。13頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では息長く末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のキネオワールドをハナ差振り切って優勝

9月27日、中6週で迎えた10戦目は、3歳以上1000万下の悠久山特別（新潟芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で江田照男騎手（3戦2勝）。18頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いの伸びを欠き、6着に終わった。

10月18日、中2週で迎えた11戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の三春駒特別（福島芝2000m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では堅実な伸びを見せたが、伸びてきたイタリアンネオ決め手に屈してクビ差の2着となった。

4歳（2015年）

8月15日、約10か月の休み明けで迎えた12戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の糸魚川特別（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。11頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。競走中止となった。