オペラ（2008年生、母アーネストデザイア）

オペラ（2008年2月23日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「歌劇」。毛色は鹿毛。種牡馬のスニッツェル（当時6歳）と交配したアーネストデザイアが13歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地10戦0勝2着1回、地方9戦1勝。主な勝ち鞍は2011年のアデュー2011賞(一般B3二)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、ノーザンファームから「セレクトセールサラブレッド1歳」に上場され、吉澤ステーブルによって1,680万円で落札された。2歳のとき、吉澤ステーブルから「北海道トレーニングセールサラブレッド2歳」に上場されたが主取りとなった。

相沢郁厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2010年）

11月27日、デビュー戦はR.ムーア騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は470kg。18頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では電光石火の末脚を披露し、3着に入った。

12月12日、中1週で迎えた2戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを11番手で通過。直線では伸びあぐねて12着に終わった。

3歳（2011年）

5月15日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた3戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではキレのある末脚を発揮したが、4着に終わった。

5月29日、中1週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（東京ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で石橋脩騎手（1戦0勝）。13頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は力尽きて9着に敗れた。

6月12日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた5戦目は、3歳未勝利（東京ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で石橋脩騎手（2戦0勝）。15頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では電光石火の末脚を繰り出し、3着に入った。

7月2日、中2週で迎えた6戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮し、4着に入った。

7月17日、中1週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は石橋脩騎手（3戦0勝）。15頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びを欠き8着に敗れた。

8月21日、中4週で迎えた8戦目は、上村洋行騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張り、3着を確保した。

9月3日、中1週で迎えた9戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌ダート1700m 曇/重）に出走。12頭立ての4番人気で大外12番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、ナリタムーンライトにハナ差交わされて2着に惜敗した。

10月1日、中3週で迎えた10戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌ダート1700m 小雨/不良）に出走。13頭立ての1番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では伸びが続かず、4着に終わった。

12月2日、中8週で馬体重を前走から24kg増やして迎えた11戦目は、和田譲治騎手を鞍上に迎えて、ラストトゥインクル賞（大井ダート1600m 内回り曇/稍重）に出走。15頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は減速してしまい7着に敗れた。

12月15日、中1週で迎えた12戦目は、フロイデ特別（川崎ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で和田譲治騎手（1戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では鋭い脚を使えず13着に敗れた。

12月29日、中1週で迎えた13戦目は、横川怜央騎手を鞍上に迎えて、アデュー2011賞（大井ダート1400m 晴/良）に出走。14頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。ハナを取り切り、ややスローペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はプレアデスセヴンと並んで1着同着となった。

4歳（2012年）

3月7日、中9週で迎えた14戦目は、張田京騎手を鞍上に迎えて、花月賞（大井ダート1600m 内回り曇/不良）に出走。15頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では伸びあぐねて7着に敗れた。

5月7日、中8週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた15戦目は、オープス中郷賞（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で張田京騎手（1戦0勝）。13頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい12着に敗れた。

5月24日、中1週で迎えた16戦目は、プレアデス賞（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で張田京騎手（2戦0勝）。9頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

6月8日、中1週で迎えた17戦目は、南風賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で張田京騎手（3戦0勝）。14頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では天稟の闘志でゴールまで力走し、5着を確保した。

6月24日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた18戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、ダイアモンドターン賞（大井ダート1600m 内回り曇/稍重）に出走。11頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚を伸ばせず11着に敗れた。

7月8日、中1週で迎えた19戦目は、ベガ賞（大井ダート1600m 内回り晴/不良）に出走。鞍上は張田京騎手（4戦0勝）。14頭立ての8番人気で大外14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では脚が上がってしまい14着に終わった。