マリノエンブレム（2018年生、母マジッククレスト）

マリノエンブレム（2018年3月22日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名+紋章。母名より連想」。毛色は青鹿毛。種牡馬のパイロ（当時13歳）と交配したマジッククレストが10歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者はクラウン日高牧場。主な勝ち鞍は2021年の3歳以上1勝クラス。

経歴

デビュー前

1歳のとき、クラウンから「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

尾形和幸厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2020年）

7月25日、デビュー戦は木幡育也騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟ダート1200m 曇/稍重）に出走。馬体重は444kg。15頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

8月22日、中3週で迎えた2戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では決め手が足りず、4着に終わった。

3歳（2021年）

4月24日、約8か月の休養明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた3戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天性の負けじ魂を発揮してゴールまで力闘したが、3着に終わった。

5月15日、中2週で迎えた4戦目は、永島まなみ騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。15頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では全く伸びず8着に敗れた。

6月20日、中4週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（札幌ダート1000m 晴/重）に出走。鞍上は丹内祐次騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るスイートカルデアを上がり1位の末脚で半馬身差し切って未勝利戦を制した。

7月3日、中1週で迎えた6戦目は、3歳以上1勝クラス（函館ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丹内祐次騎手（2戦1勝）。12頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、少々速いペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不撓のガッツで渋太く粘り続けて、最後は2着のプリンセスヨウクに1馬身1/4の差をつけて優勝

9月26日、約3か月の間隔を開けて迎えた7戦目は、3歳以上2勝クラス（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で丹内祐次騎手（3戦2勝）。16頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が悪くなり13着に敗れた。

10月23日、中3週で迎えた8戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラス（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で大外16番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では稟性の闘争心でゴールまでタレずに走り切り、3着を確保した。

11月20日、中3週で迎えた9戦目は、富田暁騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの西郷特別（福島ダート1150m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では末脚にキレが無く16着に終わった。

4歳（2022年）

1月23日、中8週で迎えた10戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（中山ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では末脚を伸ばせず16着に終わった。

3月6日、中5週で迎えた11戦目は、4歳以上2勝クラス（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は丹内祐次騎手（4戦2勝）。16頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では見せ場を作れず10着に終わった。

2022年6月29日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。