キスミーキャンドル（1996年生、母ブランチリーヴス）

キスミーキャンドル（1996年4月25日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のフジキセキ（当時4歳）と交配したブランチリーヴスが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は赤田牧場。戦績は、中央平地8戦3勝2着1回。主な勝ち鞍は2000年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

大江原哲厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1999年）

7月18日、デビュー戦は二本柳壮騎手を鞍上に据えて、4歳未勝利（函館ダート1000m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。馬体重は458kg。8頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のテイエムキセキコに約12馬身の大差をつけて未勝利戦を制した。

8月14日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた2戦目は、4歳以上500万下（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で二本柳壮騎手（1戦1勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、一歩一歩着実に終いの脚を伸ばして、最後は2着のブラウンバレットに1馬身半の差をつけて圧倒的人気に応えた。

4歳（2000年）

4月2日、約7か月半の休み明けで迎えた3戦目は、田嶋翔騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の5歳以上900万下（中山ダート1200m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての4番人気に推されて13番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線では目立つような脚を使えず15着に敗れた。

4月29日、中3週で迎えた4戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、抜け出したアフタヌーンブレスにクビ差届かず2着に惜敗した。

5月27日、中3週で迎えた5戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下の秋川特別（東京ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚に勢いがなく8着に敗れた。

6月18日、中2週で迎えた6戦目は、4歳以上500万下（函館ダート1000m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は田嶋翔騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではぐいぐいと終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のウインエストレラを半馬身振り切って順当に勝利した。

7月23日、中4週で迎えた7戦目は、4歳以上900万下の七重浜特別（函館ダート1000m 曇/重）に出走。鞍上は四位洋文騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではいいところがなく11着に敗れた。

5歳（2001年）

12月16日、約17か月の休養明けで迎えた8戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下（中山ダート1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は田嶋翔騎手（2戦1勝）。15頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では見所を作れず14着に終わった。