エルナンド（1990年生、母Whakilyric）

エルナンド（1990年2月8日）は、フランスで生まれた競走馬、種牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のNiniski（当時14歳）と交配したWhakilyricが7歳のときに産んだ仔が本馬である。戦績は、中央平地2戦0勝、海外18戦7勝。1993年のジョッケクルブ賞(仏・G1)に勝利した他、1993年のリュパン賞(仏・G1)を制するなど、G1級競走2勝を含む重賞5勝を挙げた。

経歴

3歳（1993年）

3月25日、C.アスムッセン騎手を鞍上に据えて、3頭立てのレースに臨んだ。最後は、勝ったFort Woodからアタマ差の2着に惜敗した。

5月2日、鞍上は2戦連続でC.アスムッセン騎手（1戦0勝）。5頭立てのレースに臨んだ。最後は、2着のOkeedokeeに半馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

5月16日、3歳G1のリュパン賞（フランス・ロンシャン芝2100m）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続でC.アスムッセン騎手（2戦1勝）。5頭立ての2番人気で3番ゲートからスタート。最後は、2着のArmiger Iをクビ差制してG1初挑戦初制覇を果たした。

6月6日、3歳G1のジョッケクルブ賞（フランス・シャンティイ芝2400m）に出走。鞍上は4戦連続でC.アスムッセン騎手（3戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のDernier Empereurに2馬身半の差をつけて2つ目のG1タイトルを手にした。

6月27日、3歳G1のアイリッシュダービー（アイルランド・カラ芝2414m）に出走。鞍上は5戦連続でC.アスムッセン騎手（4戦3勝）。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、勝ったコマンダーインチーフから3/4馬身差の2着に敗北した。

9月12日、3歳G2のニエル賞（フランス・ロンシャン芝2400m）に出走。鞍上は6戦連続でC.アスムッセン騎手（5戦3勝）。5頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のDernier Empereurに1馬身半の差をつけて3つ目の重賞タイトルを掴み取った。

10月3日、G1の凱旋門賞（フランス・ロンシャン芝2400m）に出走。鞍上は7戦連続でC.アスムッセン騎手（6戦4勝）。23頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。16着に敗れた。

11月6日、G1のブリーダーズカップ・ターフ（アメリカ合衆国・サンタアニタ芝2414m）に出走。鞍上は8戦連続でC.アスムッセン騎手（7戦4勝）。14頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。0着に敗れた。

4歳（1994年）

8月20日、G3のゴントービロン賞（フランス・ドーヴィル芝2000m）に出走。鞍上は9戦連続でC.アスムッセン騎手（8戦4勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のTriariusに1馬身の差をつけて4つ目の重賞タイトルをゲットした。

9月11日、G3のフォワ賞（フランス・ロンシャン芝2400m）に出走。鞍上は10戦連続でC.アスムッセン騎手（9戦5勝）。5頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。4着に敗れた。

10月2日、G1の凱旋門賞（フランス・ロンシャン芝2400m）に出走。鞍上は11戦連続でC.アスムッセン騎手（10戦5勝）。20頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。最後は、勝ったカーネギーから短クビ差の2着となった。

11月5日、G1のブリーダーズカップ・ターフ（アメリカ合衆国・チャーチルダウンズ芝2414m）に出走。鞍上は12戦連続でC.アスムッセン騎手（11戦5勝）。14頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。6着に敗れた。

11月27日、G1のジャパンカップ（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続でC.アスムッセン騎手（12戦5勝）。14頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、4着に終わった。

5歳（1995年）

4月30日、G1のガネー賞（フランス・ロンシャン芝2100m）に出走。鞍上は14戦連続でC.アスムッセン騎手（13戦5勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。5着に敗れた。

8月19日、G3のゴントービロン賞（フランス・ドーヴィル芝2000m）に出走。鞍上は15戦連続でC.アスムッセン騎手（14戦5勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のFreedom Cryに1馬身半の差をつけて連覇達成

9月9日、G1のチャンピオンステークス（アイルランド・レパーズタウン芝2012m）に出走。鞍上は16戦連続でC.アスムッセン騎手（15戦6勝）。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。7着に敗れた。

10月7日、鞍上は17戦連続でC.アスムッセン騎手（16戦6勝）。8頭立ての2番人気に推されてレースに臨んだ。最後は、勝ったタークパサーから3/4馬身差の2着に敗北した。

10月28日、G1のブリーダーズカップ・ターフ（アメリカ合衆国・ベルモントパーク芝2414m）に出走。鞍上は18戦連続でC.アスムッセン騎手（17戦6勝）。13頭立ての8番ゲートからスタート。5着に敗れた。

11月26日、G1のジャパンカップ（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は19戦連続でC.アスムッセン騎手（18戦6勝）。14頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではキレのいい末脚を披露し、3着に入った。