エイシンミサイル（2013年生、母エイシンメッチェン）

エイシンミサイル（2013年3月23日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋高速飛翔体の総称」。毛色は鹿毛。種牡馬のシンボリクリスエス（当時14歳）と交配したエイシンメッチェンが19歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は前川ミツ。主な勝ち鞍は2016年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

奥村豊厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2015年）

12月5日、デビュー戦は武豊騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は500kg。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では目立つような脚を使えず4着に敗れた。

12月26日、中2週で迎えた2戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神芝2000m 晴/稍重）に出走。16頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では上がり4位の末脚を見せたが上位には割り込めず6着に敗れた。

3歳（2016年）

2月14日、中6週で迎えた3戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝2000m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。17頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では末脚が続かず、5着に終わった。

2月27日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた4戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝2200m 晴/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが続かず、4着に終わった。

5月22日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から8kg戻して迎えた5戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではビュッと切れる脚で猛追したが、勝ったマテラリードルに詰め切れず、1馬身3/4差の2着に敗北した。

6月12日、中2週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村友一騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のメイショウミツタダに5馬身の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

8月7日、中7週で迎えた7戦目は、3歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で北村友一騎手（2戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びを欠き6着に敗れた。

4歳（2017年）

12月10日、約16か月半の休養明けで迎えた8戦目は、C.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走したが、3着に終わった。

5歳（2018年）

1月7日、中3週で迎えた9戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は岩田康誠騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず7着に敗れた。

3月25日、約2か月半の間隔を開けて迎えた10戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。11頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。ハナに立ち、平均的なペースで集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では決め手が足りず、4着に終わった。

4月14日、中2週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は岩田康誠騎手（2戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚勢がやや衰え、3着に終わった。

8月5日、約4か月の休養明けで迎えた12戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。15頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で急追したが、勝ったダノンプレシャスを半馬身捉え切れず2着となった。

9月2日、中3週で迎えた13戦目は、3歳以上500万下（小倉芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は武豊騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい10着に敗れた。

9月18日、中1週で迎えた14戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、アーバンステージ長月賞（大井ダート1800m 雨/不良）に出走。15頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るアリストレジェンドを次元の違う末脚で交わし去り、最後は3馬身半の差をつけてファンの期待に応えた。