ファイト（2011年生、母クロイヒトミ）

ファイト（2011年2月24日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のマイネルセレクト（当時12歳）と交配したクロイヒトミが11歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）新生ファーム。戦績は、地方14戦4勝2着3回。2013年の東京スポーツ師走オープンに勝利した他、2013年の平和賞(S3)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

坂本昇厩舎（船橋）へ入厩。

2歳（2013年）

8月6日、デビュー戦は張田京騎手を鞍上に据えて、2歳戦のハイビスカスデビュー（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は522kg。6頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、非常に速いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、シオサイに3/4馬身交わされて2着に敗れた。

9月9日、中4週で迎えた2戦目は、2歳（船橋ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で張田京騎手（1戦0勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では凄まじい末脚を弾けさせて、最後は2着のスマートバベルに1馬身の差をつけて初白星を挙げた。

9月23日、中1週で迎えた3戦目は、2歳戦のフリオーソレジェンドカップ（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で張田京騎手（2戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、やや速いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のペパーミントリボンに2馬身半の差をつけて2勝目を手に入れた。

10月30日、中4週で迎えた4戦目は、2歳S3の平和賞（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で張田京騎手（3戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。端を取り切り、ややハイペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一際目立つ伸び脚で猛進したが、ナイトバロンに交わされて3馬身差の2着に敗北した。

12月3日、中4週で迎えた5戦目は、2歳戦のリバーサイドアイドル特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で張田京騎手（4戦2勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快に終いの脚を伸ばして突き抜け、最後は2着のスマートバベルに8馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

12月17日、中1週で迎えた6戦目は、2歳オープンの東京スポーツ師走オープン（川崎ダート1600m 曇/良）に57kgの斤量を背負って出走。鞍上は6戦連続で張田京騎手（5戦3勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて10番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では豪脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のリュウノワンに2馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

3歳（2014年）

2月6日、中6週で迎えた7戦目は、3歳オープンの’14雲取賞（大井ダート1600m 内回り曇/良）に58kgの斤量を背負って出走。鞍上は7戦連続で張田京騎手（6戦4勝）。12頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、伸びてきたドバイエキスプレス決め手に屈してクビ差の2着に惜敗した。

3月12日、中4週で迎えた8戦目は、3歳S2の京浜盃（大井ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で張田京騎手（7戦4勝）。14頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではもうワンパンチ足りず、4着に終わった。

4歳（2015年）

1月16日、約10か月半の休み明けで馬体重を前走から15kg減らして迎えた9戦目は、鯛ノ浦特別（船橋ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は9戦連続で張田京騎手（8戦4勝）。11頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、4着に終わった。

7月9日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から12kg戻して迎えた10戦目は、井上俊彦騎手を鞍上に迎えて、くちなし特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを先頭で通過。最後は減速してしまい9着に敗れた。

8月6日、中3週で迎えた11戦目は、桑村真明騎手を鞍上に迎えて、室蘭地球岬特別（門別ダート1800m 曇/良）に出走。7頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では余力が残っておらず6着に敗れた。

8月20日、中1週で迎えた12戦目は、北海道日高乳業ヨーグルッペ特別（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は井上俊彦騎手（1戦0勝）。11頭立ての6番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天性の負けん性を発揮してゴールまで力闘したが、4着に終わった。

9月3日、中1週で迎えた13戦目は、北海道日高管内商工会連合会特別（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で井上俊彦騎手（2戦0勝）。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びが劣勢になり5着に終わった。

9月16日、中1週で迎えた14戦目は、阿部龍騎手を鞍上に迎えて、石狩三大秋祭り特別（門別ダート1600m 内回り晴/良）に出走。7頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見所を作れず5着に敗れた。