トゥルーウインド（2012年生、母レールマラン）

トゥルーウインド（2012年1月25日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「真の風（ヨット用語）」。毛色は栗毛。種牡馬のゴールドアリュール（当時13歳）と交配したレールマランが13歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者は追分ファーム。主な勝ち鞍は2017年の猪苗代特別(1000万下)。

経歴

デビュー前

社台サラブレッドクラブにて総額1,800万円（45万×40口）で一口馬主が募集された。

田中剛厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2015年）

1月4日、デビュー戦はC.デムーロ騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は466kg。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では天稟の負けじ魂を発揮してゴールまで力走したが、4着に終わった。

1月25日、中2週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続でC.デムーロ騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて5番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るツクバスマイルを鮮やかな末脚でクビ差だけ差し切って初勝利を挙げた。

4月25日、約3か月の休み明けで迎えた3戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（東京ダート1600m 曇/良）に出走。9頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚勢が鈍り8着に終わった。

10月3日、約5か月半の休養明けで迎えた4戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で江田照男騎手（1戦0勝）。13頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では天性の闘志でゴールまで力闘し、4着に入り込んだ。

10月25日、中2週で迎えた5戦目は、3歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で江田照男騎手（2戦0勝）。12頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見所を作れず6着に敗れた。

11月8日、中1週で迎えた6戦目は、3歳以上500万下（東京ダート2100m 雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で江田照男騎手（3戦0勝）。12頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では最後まで息が続かず6着に敗れた。

4歳（2016年）

3月12日、約4か月の休み明けで迎えた7戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で江田照男騎手（4戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚に勢いがなく6着に敗れた。

4月3日、中2週で迎えた8戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で江田照男騎手（5戦0勝）。9頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、ミドルペースでレースを進める。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く6着に終わった。

4月9日、連闘で迎えた9戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。13頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。逃げる形となり、少々速いペースでレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい9着に敗れた。

7月10日、約3か月の休み明けで迎えた10戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/良）に出走。15頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、ワンパーセントに交わされて1馬身差の2着となった。

7月23日、中1週で迎えた11戦目は、3歳以上500万下の三陸特別（福島ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は江田照男騎手（6戦0勝）。15頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、少し速いペースで一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では余力が残っておらず14着に終わった。

5歳（2017年）

3月12日、約7か月半の休み明けで迎えた12戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は田中勝春騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。果敢に端をきり、リードを2馬身以上キープして、若干緩いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張り、3着に入った。

4月1日、中2週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（2戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、少々速いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のイントゥザターフに5馬身の差をつけて久々に勝利を挙げた。

4月16日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上1000万下の利根川特別（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田中勝春騎手（3戦1勝）。15頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、若干遅いペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚が止まってしまい11着に敗れた。

7月1日、約2か月半の間隔を開けて迎えた15戦目は、3歳以上1000万下の猪苗代特別（福島ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で田中勝春騎手（4戦1勝）。15頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るクラシコを豪快な末脚で交わし去り、最後は1馬身3/4の差をつけて3勝目をつかんだ。

7月15日、中1週で迎えた16戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の安達太良ステークス（福島ダート1700m 曇/良）に出走。15頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は力尽きて12着に敗れた。

10月1日、約2か月半の間隔を開けて迎えた17戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下の内房ステークス（中山ダート1800m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は田中勝春騎手（5戦2勝）。15頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は力尽きて12着に敗れた。

10月15日、中1週で迎えた18戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1600万下の赤富士ステークス（東京ダート2100m 雨/不良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。最後は脚勢が悪くなり15着に終わった。

6歳（2018年）

4月14日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた19戦目は、4歳以上1600万下の下総ステークス（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は江田照男騎手（7戦0勝）。16頭立ての12番人気で14番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く15着に終わった。

5月26日、中5週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた20戦目は、山本康志騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 曇）に出走。14頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。7着に終わった。

8月4日、中9週で迎えた21戦目は、五十嵐雄祐騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内晴/良）に出走。14頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。最後は、勝ったシシオウから6馬身差の2着となった。

9月2日、中3週で迎えた22戦目は、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で五十嵐雄祐騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。4着に終わった。

10月6日、中4週で迎えた23戦目は、障害3歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は3戦連続で五十嵐雄祐騎手（2戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。3着に終わった。

7歳（2019年）

1月13日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた24戦目は、障害4歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 晴）に出走。鞍上は4戦連続で五十嵐雄祐騎手（3戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。4着に終わった。

2月2日、中2週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた25戦目は、障害4歳以上未勝利（中京障害芝3000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で五十嵐雄祐騎手（4戦0勝）。14頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。9着に敗れた。

5月12日、約3か月半の休養明けで迎えた26戦目は、石神深一騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（新潟障害芝2890m 外→内晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。4着に敗れた。

6月8日、中3週で迎えた27戦目は、障害3歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 曇）に出走。鞍上は山本康志騎手（1戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。8着に敗れた。

10月20日、約4か月半の休養明けで迎えた28戦目は、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内晴/稍重）に出走。鞍上は五十嵐雄祐騎手（5戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。4着に終わった。

11月10日、中2週で迎えた29戦目は、障害3歳以上未勝利（福島障害芝2750m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で五十嵐雄祐騎手（6戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。7着に敗れた。

8歳（2020年）

1月18日、中9週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた30戦目は、障害4歳以上未勝利（中山障害芝2880m 小雪/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で五十嵐雄祐騎手（7戦0勝）。14頭立ての4番人気で大外14番ゲートからスタート。4着に終わった。

3月21日、中8週で迎えた31戦目は、障害4歳以上未勝利（中山障害芝2880m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で五十嵐雄祐騎手（8戦0勝）。14頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。競走中止となった。