エアボヘミアン（1999年生、母アンフォートルド）

エアボヘミアン（1999年6月22日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋自由奔放に生活する人々」。毛色は青鹿毛。種牡馬のバブルガムフェロー（当時6歳）と交配したアンフォートルドが19歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道勇払郡鵡川町、生産者は（有）登別上水牧場。戦績は、中央平地20戦2勝2着2回。主な勝ち鞍は2003年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

国枝栄厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2002年）

3月31日、デビュー戦は蛯名正義騎手を鞍上に据えて、3歳未出走（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。馬体重は482kg。16頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず13着に敗れた。

4月20日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた2戦目は、3歳未勝利（東京ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では切れ味抜群の末脚を披露し、4着に入った。

8月10日、約3か月半の休み明けで迎えた3戦目は、3歳未勝利（札幌ダート1000m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で蛯名正義騎手（2戦0勝）。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したイチロースターを差し切れず、2馬身差の2着となった。

8月17日、連闘で馬体重を前走から12kg減らして迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で蛯名正義騎手（3戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、強烈な末脚を弾けさせて、最後は2着のニンナナンナに1馬身の差をつけて初白星を挙げた。

4歳（2003年）

4月5日、約7か月半の休み明けで馬体重を前走からさらに10kg減らして迎えた5戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（中山ダート1200m 雨/不良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて9番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位には届かず8着に敗れた。

4月26日、中2週で迎えた6戦目は、加藤士津八騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/稍重）に52kgの軽斤量で出走。14頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず13着に終わった。

6月21日、中7週で迎えた7戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（函館ダート1000m 晴/稍重）に出走。12頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では迫力満点の伸び脚で猛追したが、抜け出したスターレッドを捕まえ切れず、4馬身差の2着となった。

7月5日、中1週で迎えた8戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（函館ダート1000m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で北村宏司騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず7着に敗れた。

7月19日、中1週で迎えた9戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下の登別特別（函館芝1200m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は横山典弘騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で15番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では決め手が足りず7着に敗れた。

9月6日、中6週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた10戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（4戦1勝）。12頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず5着に終わった。

9月21日、中1週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた11戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は北村宏司騎手（2戦0勝）。12頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい5着に敗れた。

9月27日、連闘で迎えた12戦目は、小野次郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌ダート1000m 晴/重）に出走。12頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。直線では一完歩ずつ確実に前との差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のカソクを半馬身振り切って勝利を手中に収めた。

10月25日、中3週で迎えた13戦目は、3歳以上500万下（福島ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は加藤士津八騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では鋭い脚を使えず6着に敗れた。

11月8日、中1週で迎えた14戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は北村宏司騎手（3戦0勝）。16頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、5着に終わった。

5歳（2004年）

4月4日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた15戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。16頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では伸びあぐねて9着に敗れた。

5月2日、中3週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた16戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は加藤士津八騎手（2戦0勝）。15頭立ての4番人気で13番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後はバテてしまい13着に敗れた。

6月26日、中7週で迎えた17戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（函館ダート1000m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で加藤士津八騎手（3戦0勝）。12頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では天稟の闘争本能でゴールまで力走したが、4着に終わった。

7月11日、中1週で迎えた18戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（函館ダート1000m 雨/不良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で加藤士津八騎手（4戦0勝）。12頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず8着に敗れた。

9月12日、中8週で迎えた19戦目は、3歳以上500万下（札幌ダート1000m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で加藤士津八騎手（5戦0勝）。12頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天性の闘争心でゴールまで力闘し、4着に入り込んだ。

10月2日、中2週で迎えた20戦目は、3歳以上500万下（札幌ダート1000m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で加藤士津八騎手（6戦0勝）。12頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではいい脚を見せられず8着に終わった。