レットイットライド（2004年生、母ヤングダリア）

レットイットライド（2004年4月20日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「そのままにしておく」。毛色は鹿毛。種牡馬のニューイングランド（当時7歳）と交配したヤングダリアが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は本巣敦。戦績は、中央平地23戦3勝2着1回。主な勝ち鞍は2009年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

2歳のとき、本巣敦から「千葉サラブレッド・セールサラブレッド2歳」に上場され、本田康博によって850.5万円で落札された。

武藤善則厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2006年）

8月26日、デビュー戦は江田照男騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は476kg。18頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では瞬発力に富んだ末脚を繰り出し、3着に入った。

3歳（2007年）

1月7日、約4か月半の休養明けで迎えた2戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のダノンブライアンに1馬身の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

6月17日、約5か月半の休養明けで迎えた3戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線ではきっちりと末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のレッドスプレンダーを半馬身振り切って休み明け初戦をモノにした。

7月1日、中1週で迎えた4戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、3歳ハンデG3のラジオNIKKEI賞（福島芝1800m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。重賞競走への出走は初となった。16頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、平均的なペースで集団を引っ張る。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は力尽きて16着に終わった。

8月4日、中4週で迎えた5戦目は、3歳以上1000万下の長岡特別（新潟芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（1戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

8月26日、中2週で迎えた6戦目は、3歳以上1000万下の飯豊特別（新潟芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（2戦1勝）。18頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位争いには絡めず7着に敗れた。

4歳（2008年）

1月12日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から26kg増やして迎えた7戦目は、4歳以上1000万下（中山ダート1200m 雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴田善臣騎手（3戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚が冴えず6着に敗れた。

1月26日、中1週で迎えた8戦目は、4歳以上1000万下の若潮賞（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で柴田善臣騎手（4戦1勝）。16頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず12着に敗れた。

3月30日、中8週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた9戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の千葉日報杯（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて4番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では息の長い末脚を披露したが、4着に終わった。

5歳（2009年）

4月25日、約13か月の休み明けで馬体重を前走から18kg戻して迎えた10戦目は、宮崎北斗騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の伏拝特別（福島芝1200m 雨/不良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい13着に敗れた。

5月17日、中2週で迎えた11戦目は、木村健騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（京都芝1400m 外回り小雨/重）に出走。17頭立ての12番人気で16番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は一杯になって11着に終わった。

6月27日、中5週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた12戦目は、3歳以上500万下の朝里川特別（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は横山典弘騎手（1戦1勝）。15頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず14着に敗れた。

7月12日、中1週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた13戦目は、3歳以上500万下（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は宮崎北斗騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず5着に敗れた。

8月22日、中5週で迎えた14戦目は、3歳以上500万下（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で宮崎北斗騎手（2戦0勝）。11頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では圧倒的な末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のレディオーロラをアタマ差振り切って久方ぶりに勝利を挙げた。

9月6日、中1週で迎えた15戦目は、3歳以上1000万下のおおぞら特別（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で宮崎北斗騎手（3戦1勝）。16頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚を伸ばせず10着に終わった。

6歳（2010年）

3月20日、約6か月半の休み明けで迎えた16戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で大外16番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では最後まで息が続かず13着に敗れた。

4月4日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた17戦目は、4歳以上1000万下（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は江田照男騎手（1戦0勝）。15頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には届かず10着に終わった。

4月18日、中1週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた18戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の袖ケ浦特別（中山芝1200m 外回り晴/重）に出走。12頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず7着に終わった。

9月12日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から24kg減らして迎えた19戦目は、3歳以上1000万下の浦安特別（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は江田照男騎手（2戦0勝）。13頭立ての8番人気で大外13番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では伸びを欠き7着に終わった。

9月26日、中1週で迎えた20戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の外房特別（中山芝1600m 外回り晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で江田照男騎手（3戦0勝）。12頭立ての10番人気で大外12番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、伸びてきたアンティフリーズ決め手に屈してクビ差の2着となった。

10月9日、中1週で迎えた21戦目は、3歳以上1000万下（東京芝1600m 雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で江田照男騎手（4戦0勝）。8頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚に勢いがなく7着に終わった。

12月18日、中9週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた22戦目は、平野優騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（中山ダート1200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての10番人気で15番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では末脚に勢いがなく13着に終わった。

7歳（2011年）

6月26日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg絞って迎えた23戦目は、西田雄一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の鹿島特別（中山ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての16番人気で14番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。最後は脚色が衰えて16着に終わった。