テルミドール（2011年生、母マイネディアマンテ）

テルミドール（2011年4月16日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「熱月（仏）、フランス革命暦の第１１月」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のアドマイヤマックス（当時12歳）と交配したマイネディアマンテが8歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）コスモヴューファーム。戦績は、中央平地15戦1勝。2013年のカンナステークス(オープン)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、コスモヴューファームから「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、ミルファームによって105万円で落札された。

奥平雅士厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2013年）

6月8日、デビュー戦は嘉藤貴行騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は402kg。18頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天資の負けじ心を発揮してゴールまで力戦し、4着を確保した。

7月6日、中3週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で嘉藤貴行騎手（1戦0勝）。14頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。端に立つ形となり、やや速いペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鬼脚を炸裂させて、最後は2着のベルプラージュを3/4馬身振り切って未勝利戦を制した。

7月21日、中1週で迎えた3戦目は、2歳G3の函館2歳ステークス（函館芝1200m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で嘉藤貴行騎手（2戦1勝）。16頭立ての15番人気で12番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は減速してしまい9着に終わった。

8月3日、中1週で迎えた4戦目は、2歳オープンのダリア賞（新潟芝1400m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で嘉藤貴行騎手（3戦1勝）。12頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、少し緩いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は一杯になって8着に終わった。

9月17日、中5週で迎えた5戦目は、2歳オープンのカンナステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で嘉藤貴行騎手（4戦1勝）。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天性のガッツでゴールまで力闘し、3着を確保した。

11月17日、中8週で迎えた6戦目は、黛弘人騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンの福島2歳ステークス（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハナに立ち、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が悪くなり13着に敗れた。

12月7日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた7戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下の黒松賞（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、ハイペースで集団を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ6着に沈んだ。

12月21日、中1週で迎えた8戦目は、2歳オープンのクリスマスローズステークス（中山芝1200m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びあぐねて7着に終わった。

3歳（2014年）

1月12日、中2週で迎えた9戦目は、3歳500万下の朱竹賞（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田豊騎手（2戦0勝）。16頭立ての11番人気で大外16番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚色が悪くなり16着に終わった。

5月3日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から20kg減らして迎えた10戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のゆきつばき賞（新潟芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず9着に終わった。

5月18日、中1週で迎えた11戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。17頭立ての15番人気で14番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚色が鈍り16着に終わった。

8月2日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から14kg増やして迎えた12戦目は、3歳以上500万下の閃光特別（新潟芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は嘉藤貴行騎手（5戦1勝）。18頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。13着に終わった。

9月21日、中6週で迎えた13戦目は、3歳以上500万下（新潟芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で嘉藤貴行騎手（6戦1勝）。18頭立ての16番人気で6番ゲートからスタート。15着に終わった。

10月18日、中3週で迎えた14戦目は、3歳以上500万下（福島ダート1150m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は黛弘人騎手（1戦0勝）。14頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では全く伸びず14着に終わった。

10月25日、連闘で迎えた15戦目は、小野寺祐太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島ダート1150m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で大外16番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚色が鈍り16着に終わった。