ミストラル（2008年生、母シトラスブリーズ）

ミストラル（2008年5月18日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「地中海地方での強い北風（仏）」。毛色は鹿毛。種牡馬のキングカメハメハ（当時7歳）と交配したシトラスブリーズが10歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者はメイプルファーム。戦績は、中央平地3戦0勝、地方24戦6勝2着7回。2011年の福山チャンピオンシップ(地方重賞)で2着に入った他、2011年の黒潮皐月賞(地方重賞)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

鈴木勝美厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2010年）

11月7日、デビュー戦は田中博康騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京ダート1400m 曇/良）に出走。馬体重は490kg。16頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい9着に終わった。

11月27日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中博康騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く8着に終わった。

3歳（2011年）

1月10日、中5週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田中博康騎手（2戦0勝）。16頭立ての15番人気で7番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを16番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり15着に終わった。

2月20日、中5週で迎えた4戦目は、倉兼育康騎手を鞍上に迎えて、3歳（高知ダート1300m 曇/重）に出走。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、前で粘るタケショウマンボを上がり1位の末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

3月6日、中1週で迎えた5戦目は、3歳（高知ダート1300m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で倉兼育康騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では猛烈な末脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のタケショウマンボに2馬身半の差をつけて下馬評通りの実力を証明した。

3月19日、中1週で迎えた6戦目は、3歳（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で倉兼育康騎手（2戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。端に立つ形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩確実に終いの脚を伸ばして、最後は2着のコマンダオーを半馬身振り切って3勝目をつかんだ。

4月9日、中2週で迎えた7戦目は、3歳（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で倉兼育康騎手（3戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では闘争心が光る走りを見せたが、抜け出したコマンダオーを捕まえ切れず、アタマ差の2着に甘んじた。

4月22日、中1週で迎えた8戦目は、3歳（高知ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で倉兼育康騎手（4戦3勝）。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、前で粘るマイネリスペクトを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて人気に違わぬ実力を証明した。

5月9日、中1週で迎えた9戦目は、3歳（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で倉兼育康騎手（5戦4勝）。5頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るマイネリスペクトを上がり1位の末脚で3/4馬身差し切って圧倒的人気に応えた。

5月20日、中1週で迎えた10戦目は、3歳地方重賞の黒潮皐月賞（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で倉兼育康騎手（6戦5勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一際目立つ伸び脚で猛追したが、勝ったマイネリスペクトに詰め切れず、1馬身差の2着に敗北した。

5月27日、連闘で馬体重を前走から12kg増やして迎えた11戦目は、3歳（高知ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は8戦連続で倉兼育康騎手（7戦5勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のリワードレインに7馬身の差をつけて断然人気に応えた。

6月26日、中3週で馬体重を前走から15kg絞って迎えた12戦目は、3歳地方重賞の福山チャンピオンシップ（福山ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で倉兼育康騎手（8戦6勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、勝ったフレアリングマリーから5馬身差の2着に敗北した。

8月21日、中7週で馬体重を前走から9kg戻して迎えた13戦目は、一般C2-6（高知ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で倉兼育康騎手（9戦6勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい5着に敗れた。

9月4日、中1週で迎えた14戦目は、一般C2-6（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は11戦連続で倉兼育康騎手（10戦6勝）。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。ハナを奪い、で一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では素晴らしい伸び脚で猛追したが、勝ったジドに詰め切れず、1馬身差の2着に敗北した。

9月17日、中1週で迎えた15戦目は、五台山特別（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は12戦連続で倉兼育康騎手（11戦6勝）。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず7着に敗れた。

12月25日、約3か月半の休み明けで迎えた16戦目は、武将長宗我部元親特別（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で倉兼育康騎手（12戦6勝）。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい5着に敗れた。

4歳（2012年）

1月7日、中1週で迎えた17戦目は、一般C2-3（高知ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は14戦連続で倉兼育康騎手（13戦6勝）。9頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず7着に敗れた。

1月21日、中1週で迎えた18戦目は、一般C2-6（高知ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は15戦連続で倉兼育康騎手（14戦6勝）。8頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、で集団を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では見せ場を作れず8着に敗れた。

2月3日、中1週で迎えた19戦目は、一般C2-6（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は16戦連続で倉兼育康騎手（15戦6勝）。9頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、で集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では伸びが甘くなり、3着に終わった。

2月17日、中1週で迎えた20戦目は、一般C2-4（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は17戦連続で倉兼育康騎手（16戦6勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、で馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったサクラルーセントを半馬身捉え切れず2着に敗北した。

3月3日、中1週で迎えた21戦目は、中西達也騎手を鞍上に迎えて、一般C2-4（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、で馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではもうひと伸びが足りず、3着に終わった。

3月18日、中1週で迎えた22戦目は、熊本で頑張れ日高特別（高知ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で中西達也騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では見事な伸び脚で猛追したが、勝ったニシノコンドコソに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

4月1日、中1週で迎えた23戦目は、一般C2-4（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は倉兼育康騎手（17戦6勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では目を引く伸び脚で猛追したが、勝ったフセノダンサーに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

4月15日、中1週で迎えた24戦目は、大豊町の碁石茶特別（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で倉兼育康騎手（18戦6勝）。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、でレースを進める。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では末脚にキレが無く8着に敗れた。

5月13日、中3週で迎えた25戦目は、一般C2-5（高知ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で倉兼育康騎手（19戦6勝）。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい5着に敗れた。

6月3日、中2週で迎えた26戦目は、一般C2-4（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で倉兼育康騎手（20戦6勝）。7頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず4着に敗れた。

6月17日、中1週で迎えた27戦目は、一般C2-4（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は5戦連続で倉兼育康騎手（21戦6勝）。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり9着に敗れた。