オリエンタルエッグ（2010年生、母ハートストリングス）

オリエンタルエッグ（2010年4月22日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋卵」。毛色は青鹿毛。種牡馬のブライアンズタイム（当時25歳）と交配したハートストリングスが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は矢野牧場。戦績は、中央平地7戦0勝、地方18戦7勝2着3回。主な勝ち鞍は2014年のうみへび座特別(B1)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、矢野牧場から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、棚網基己によって262.5万円で落札された。

田所秀孝厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2013年）

3月17日、デビュー戦は酒井学騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は460kg。15頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

4月6日、中2週で迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1200m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で酒井学騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では切れる脚を使えず7着に敗れた。

5月5日、中3週で迎えた3戦目は、原田敬伍騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では伸びあぐねて9着に敗れた。

8月31日、約4か月の休み明けで迎えた4戦目は、国分優作騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1000m 雨/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天資の闘争本能でゴールまで力戦し、3着を確保した。

9月22日、中2週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で国分優作騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く11着に敗れた。

10月18日、中3週で馬体重を前走から18kg増やして迎えた6戦目は、田中学騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2（園田ダート1230m 曇/稍重）に出走。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では豪快に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のミキノティータイムに1馬身の差をつけて初白星を挙げた。

11月6日、中2週で迎えた7戦目は、3歳以上C2（園田ダート1230m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で田中学騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のエスパシオに5馬身の差をつけて下馬評通りの実力を証明した。

12月5日、中3週で迎えた8戦目は、3歳以上C1（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田中学騎手（2戦2勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のトウケイテンシに4馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

12月17日、中1週で迎えた9戦目は、3歳以上C1（園田ダート1230m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で田中学騎手（3戦3勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のラペイルージアに5馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

4歳（2014年）

1月8日、中2週で迎えた10戦目は、4歳以上B2（園田ダート1230m 雨/重）に出走。鞍上は5戦連続で田中学騎手（4戦4勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったジェイフォースに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

2月5日、中3週で迎えた11戦目は、ほとけのざ賞（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で田中学騎手（5戦4勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではグイグイと終いの脚を伸ばして、最後は2着のエクサイティングを半馬身振り切って単勝一倍台の評価に応えた。

3月13日、中4週で迎えた12戦目は、こぶし賞（園田ダート1230m 雨/不良）に出走。鞍上は7戦連続で田中学騎手（6戦5勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では逸出した伸び脚で猛追したが、勝ったエクサイティングに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

4月3日、中2週で迎えた13戦目は、うみへび座特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で田中学騎手（7戦5勝）。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では異次元の末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のビザンローズに1馬身3/4の差をつけて勝利をモノにする

5月7日、中4週で迎えた14戦目は、おゝ浜のポン酢特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で田中学騎手（8戦6勝）。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、エーシンユリシーズに交わされて2馬身半差の2着に敗北した。

6月8日、中4週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた15戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は酒井学騎手（2戦0勝）。15頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。逃げを打ち、少々速いペースでレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では余力が残っておらず12着に終わった。

7月5日、中3週で迎えた16戦目は、高倉稜騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（中京ダート1200m 晴/重）に出走。16頭立ての15番人気で大外16番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始4番手を追走。直線では脚を伸ばせず8着に終わった。

10月8日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から34kg増やして迎えた17戦目は、夢前川特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は田中学騎手（9戦6勝）。8頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、で集団を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ4着に敗れた。

11月19日、中5週で迎えた18戦目は、有馬澄男騎手を鞍上に迎えて、丹波焼特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚にキレが無く6着に敗れた。

12月17日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた19戦目は、おいでんせぇ岡山!ももたろう杯（園田ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で有馬澄男騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では見せ場を作れず11着に敗れた。

5歳（2015年）

2月11日、中7週で迎えた20戦目は、松本剛志騎手を鞍上に迎えて、めっちゃ好きやねん大阪城3Dマッピング杯（園田ダート1400m 曇/良）に出走。12頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず11着に終わった。

3月10日、中3週で迎えた21戦目は、啓蟄特別（園田ダート1230m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で松本剛志騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい9着に敗れた。

4月7日、中3週で迎えた22戦目は、4歳以上B1 B2（園田ダート1230m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で松本剛志騎手（2戦0勝）。12頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では見せ場なく11着に終わった。

4月28日、中2週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた23戦目は、瀬沢宙騎手を鞍上に迎えて、J-PLACEよかわ開設2周年記念特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず9着に終わった。

5月20日、中2週で馬体重を前走から16kg絞って迎えた24戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上B2（園田ダート1230m 晴/稍重）に出走。11頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では天稟の勝負根性でゴールまで力走したが、4着に終わった。

6月17日、中3週で迎えた25戦目は、松浦政宏騎手を鞍上に迎えて、4歳以上B2（園田ダート1230m 晴/良）に出走。9頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のナリタマクリスを半馬身振り切って7勝目を手中に収めた。