サクラリュウセイ（1990年生、母マーサホーク）

サクラリュウセイ（1990年4月9日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のサクラユタカオー（当時8歳）と交配したマーサホークが8歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）藤原牧場。戦績は、中央平地13戦4勝2着1回、地方3戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は1994年の薫風ステークス。

経歴

デビュー前

境勝太郎厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1993年）

3月6日、デビュー戦はL.デットーリ騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（中山芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は472kg。14頭立ての1番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、鮮烈な末脚を爆発させて、最後は2着のセノエグランプリに1馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

3月28日、中2週で迎えた2戦目は、小島太騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（中山芝2000m 雨/良）に出走。12頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で猛追したが、抜け出したトランソニックにクビ差届かず2着となった。

10月23日、約7か月の休み明けで迎えた3戦目は、4歳以上500万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小島太騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では非凡な末脚を繰り出したが、3着に終わった。

11月7日、中1週で迎えた4戦目は、4歳以上500万下の河口湖特別（東京芝2300m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で小島太騎手（2戦0勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではいいところがなく7着に敗れた。

11月20日、中1週で迎えた5戦目は、4歳以上500万下（東京芝1800m 雨/良）に出走。鞍上は4戦連続で小島太騎手（3戦0勝）。17頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線では目の覚めるような末脚を弾けさせて前にいた8頭を交わし去り、最後は2着のヤマフジビゼンに1馬身3/4の差をつけて2勝目を挙げた。

12月4日、中1週で迎えた6戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の初霜特別（中山芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で小島太騎手（4戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線では切れる脚を使えず7着に敗れた。

12月26日、中2週で迎えた7戦目は、的場均騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の’93ジョッキーズグランプリ（中山芝1800m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線に入ると、前で粘るニッポードリームを鮮やかな末脚でハナ差だけ差し切って3勝目を挙げた。

4歳（1994年）

1月30日、中4週で迎えた8戦目は、白嶺ステークス（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は小島太騎手（5戦1勝）。15頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入った。

2月14日、中1週で迎えた9戦目は、テレビ山梨杯（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小島太騎手（6戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

3月6日、中2週で迎えた10戦目は、E.ウィルキンソン騎手を鞍上に迎えて、’94ファイナルカップ（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く8着に敗れた。

5月7日、中8週で迎えた11戦目は、薫風ステークス（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は小島太騎手（7戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線では一完歩ずつ確実に終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のロイスアンドロイスに1馬身1/4の差をつけて勝利をモノにする

5歳（1995年）

4月15日、約11か月半の休み明けで迎えた12戦目は、総武ステークス（中山芝2000m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で小島太騎手（8戦2勝）。12頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く8着に敗れた。

5月6日、中2週で迎えた13戦目は、ハンデ戦の薫風ステークス（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小島太騎手（9戦2勝）。13頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はバテてしまい9着に敗れた。

6歳（1996年）

5月6日、約12か月の休み明けで馬体重を前走から35kg増やして迎えた14戦目は、佐藤裕太騎手を鞍上に迎えて、湘南特別（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。9着に敗れた。

6月23日、中6週で迎えた15戦目は、花本正三騎手を鞍上に迎えて、一般C1-3（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。8頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。最後は、2着のビートエナミーに3/4馬身の差をつけて久しぶりに美酒を浴びた。

7月23日、中3週で迎えた16戦目は、戸梶由則騎手を鞍上に迎えて、一般C5-6（高知ダート1300m 晴/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、勝ったヒデノデュレンから3馬身差の2着に敗北した。