ヤマニントロピカル（1991年生、母ヤマニンギャラリー）

ヤマニントロピカル（1991年5月23日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のヤマニンスキー（当時16歳）と交配したヤマニンギャラリーが9歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）ヤマニンベン牧場。戦績は、中央平地7戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は1994年の4歳未勝利。

経歴

デビュー前

古川平厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1994年）

9月11日、デビュー戦は橋本広喜騎手を鞍上に据えて、4歳未勝利（函館ダート1000m 雨/良）に出走。馬体重は474kg。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず9着に敗れた。

9月25日、中1週で迎えた2戦目は、4歳未勝利（函館ダート1700m 小雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で橋本広喜騎手（1戦0勝）。9頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一際目立つ伸び脚で猛進したが、マルニガンバーに半馬身交わされて2着となった。

10月16日、中2週で迎えた3戦目は、芹沢純一騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（福島ダート1700m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではもうひと伸びが足りず、4着に終わった。

10月23日、連闘で馬体重を前走から12kg減らして迎えた4戦目は、4歳未勝利（福島芝2000m 晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で芹沢純一騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では脚勢がやや鈍り、4着に終わった。

11月6日、中1週で迎えた5戦目は、上籠勝仁騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（福島芝1800m 小雨/良）に出走。14頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位争いには加われず9着に敗れた。

11月20日、中1週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で上籠勝仁騎手（1戦0勝）。14頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではグングンと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のエイシンインディラに1馬身3/4の差をつけて未勝利戦を制した。

12月11日、中2週で迎えた7戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神ダート1200m 雨/不良）に出走。12頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では超凡な末脚を発揮したが、4着に終わった。