リンガスシュート（2001年生、母ドムシャンドン）

リンガスシュート（2001年5月25日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋撃つ」。毛色は鹿毛。種牡馬のデヒア（当時10歳）と交配したドムシャンドンが16歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）岡田牧場。戦績は、中央平地23戦0勝2着1回、地方5戦1勝。主な勝ち鞍は2004年の一般C4ロ C5イ。

経歴

デビュー前

1歳のとき、岡田牧場から「北海道8月市場サラブレッド1歳」に上場され、伊藤巌によって1,690.5万円で落札された。

境征勝厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2004年）

2月15日、デビュー戦は横山典弘騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は468kg。16頭立ての3番人気に推されて15番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず11着に敗れた。

3月7日、中2週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では見せ場なく8着に敗れた。

3月27日、中2週で迎えた3戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1000m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では全く伸びず7着に敗れた。

5月15日、中6週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で中舘英二騎手（1戦0勝）。15頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では伸びあぐねて14着に終わった。

6月19日、中4週で迎えた5戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝1200m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。16頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを14番手で通過。直線では非凡な末脚を発揮し、5着に入り込んだ。

8月1日、中5週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた6戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見せ場なく6着に敗れた。

9月4日、中4週で迎えた7戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての4番人気に推されて15番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは17番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず11着に敗れた。

10月3日、中3週で迎えた8戦目は、菊沢隆徳騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではもうひと伸びが足りず、5着に終わった。

11月14日、中5週で迎えた9戦目は、内田利雄騎手を鞍上に迎えて、一般C4ハ（宇都宮ダート1400m 曇/稍重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。5着に敗れた。

12月7日、中2週で迎えた10戦目は、一般C4ロ C5イ（宇都宮ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で内田利雄騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のアマートハイヌーンに2馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

4歳（2005年）

4月2日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた11戦目は、西田雄一郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では見所を作れず14着に終わった。

5月1日、中3週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下（新潟芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で西田雄一郎騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切り、5着に入り込んだ。

5月21日、中2週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で西田雄一郎騎手（2戦0勝）。16頭立ての11番人気で14番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。最後は脚勢が衰えて13着に終わった。

6月25日、中4週で迎えた14戦目は、3歳以上500万下の田舎館特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で西田雄一郎騎手（3戦0勝）。16頭立ての15番人気で13番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では余力が残っておらず14着に終わった。

8月14日、中6週で迎えた15戦目は、佐藤聖也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟芝1000m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。18頭立ての15番人気で9番ゲートからスタート。最後は、勝ったナイトランブラーから1馬身1/4差の2着となった。

8月28日、中1週で迎えた16戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の稲妻特別（新潟芝1000m 曇/良）に出走。16頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。15着に終わった。

5歳（2006年）

1月22日、約5か月の休養明けで迎えた17戦目は、4歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は西田雄一郎騎手（4戦0勝）。18頭立ての14番人気で14番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後はバテてしまい11着に終わった。

2月11日、中2週で迎えた18戦目は、4歳以上500万下の小石原特別（小倉芝1200m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で西田雄一郎騎手（5戦0勝）。18頭立ての15番人気で13番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く14着に終わった。

3月19日、中4週で迎えた19戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は佐藤聖也騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で15番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、馬場の外目を回って14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では末脚が振るわず16着に終わった。

5月7日、中6週で迎えた20戦目は、4歳以上500万下（新潟芝1000m 小雨/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で佐藤聖也騎手（2戦0勝）。15頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。4着に入り込んだ。

8月6日、約3か月の休養明けで迎えた21戦目は、3歳以上500万下（新潟芝1000m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で佐藤聖也騎手（3戦0勝）。18頭立ての11番人気で15番ゲートからスタート。7着に終わった。

9月3日、中3週で迎えた22戦目は、3歳以上500万下（新潟芝1000m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で佐藤聖也騎手（4戦0勝）。16頭立ての9番人気で14番ゲートからスタート。3着を確保した。

10月22日、中6週で迎えた23戦目は、3歳以上500万下（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は西田雄一郎騎手（6戦0勝）。16頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天性の勝負根性でゴールまで力闘し、3着を確保した。

11月12日、中2週で迎えた24戦目は、3歳以上500万下（福島芝1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で西田雄一郎騎手（7戦0勝）。16頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では見所を作れず16着に敗れた。

12月24日、中5週で迎えた25戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で西田雄一郎騎手（8戦0勝）。16頭立ての15番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では脚を伸ばせず16着に終わった。

6歳（2007年）

4月8日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた26戦目は、倉兼育康騎手を鞍上に迎えて、一般A2（高知ダート1400m 晴/重）に出走。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先陣を切る形となり、で一団を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では末脚がパッとせず9着に敗れた。

4月22日、中1週で迎えた27戦目は、明神繁正騎手を鞍上に迎えて、一般A2（高知ダート1400m 小雨/重）に出走。10頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には届かず10着に終わった。

5月6日、中1週で迎えた28戦目は、森井美香騎手を鞍上に迎えて、一般A2（高知ダート1400m 曇/不良）に出走。9頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには加われず9着に終わった。