ウインヴィンテージ（2006年生、母エシュクアルバー）

ウインヴィンテージ（2006年3月12日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋由緒ある」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のコマンダーインチーフ（当時16歳）と交配したエシュクアルバーが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）川島牧場。戦績は、中央平地2戦0勝、地方7戦2勝2着3回。主な勝ち鞍は2010年の一般C17。

経歴

デビュー前

ウインレーシングクラブにて総額2,800万円（7万×400口）で一口馬主が募集された。

鈴木伸尋厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2008年）

8月3日、デビュー戦は勝浦正樹騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。馬体重は476kg。16頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚にキレが無く12着に敗れた。

3歳（2009年）

9月12日、約13か月半の休み明けで迎えた2戦目は、国分優作騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1200m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では決め手が足りず7着に終わった。

4歳（2010年）

5月10日、約8か月の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた3戦目は、湯前良人騎手を鞍上に迎えて、一般C21（笠松ダート800m 雨/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。端を奪う形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のムサシトップガンに3馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

5月28日、中2週で迎えた4戦目は、馬瀬川特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で湯前良人騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったトーセンラフィットに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

6月7日、中0週で迎えた5戦目は、一般C17（笠松ダート800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で湯前良人騎手（2戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のクラリネットポルカに3馬身の差をつけて断然人気に応えた。

6月25日、中2週で迎えた6戦目は、あじさい特別（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で湯前良人騎手（3戦2勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したトキメキハートを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗北した。

10月25日、約4か月の休み明けで迎えた7戦目は、一般C16（笠松ダート800m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で湯前良人騎手（4戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったサイキョウシャトルに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

11月23日、中3週で迎えた8戦目は、篠田実退職記念（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で湯前良人騎手（5戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

12月30日、中4週で迎えた9戦目は、一般C21（笠松ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は7戦連続で湯前良人騎手（6戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では末脚に勢いがなく4着に敗れた。