スライスヘリテージ（2020年生、母ゴールドターフ）

Slice Heritage

2020.05.28

スライスヘリテージ（2020年5月28日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「一部分+ずっと引き継がれる」。毛色は鹿毛。種牡馬のワンダーアキュート（当時14歳）と交配したゴールドターフが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は元道牧場。

経歴

デビュー前

1歳のとき、元道牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、ニットー商事によって792万円で落札された。

金成貴史厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2023年）

1月21日、デビュー戦は石川裕紀人騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山ダート1800m 曇/稍重）に出走。馬体重は488kg。16頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く14着に敗れた。

2月4日、中1週で迎えた2戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中京ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では天稟の勝負根性でゴールまで力走し、5着に入り込んだ。

8月5日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から18kg減らして迎えた3戦目は、原田和真騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、後続との差を2馬身以上キープして、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天与の負けじ魂を発揮して諦めることなく走り切り、5着を確保した。

8月27日、中2週で馬体重を前走から12kg戻して迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で原田和真騎手（1戦0勝）。14頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、4着に終わった。

9月3日、連闘で迎えた5戦目は、小林美駒騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。15頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では強靭な末脚を披露し、3着に入り込んだ。

10月14日、中5週で迎えた6戦目は、伊藤工真騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。11頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では速い脚を使えず6着に終わった。

10月28日、中1週で迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（新潟ダート1800m 小雨/重）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は小林美駒騎手（1戦0勝）。13頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では強靭な末脚を披露し、4着に入り込んだ。

11月12日、中1週で迎えた8戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（福島ダート2400m 曇/良）に出走。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。端を奪う形となり、極端なスローペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は垂れてしまい5着に敗れた。