エーコーパワー（1985年生、母タデモンロー）

エーコーパワー（1985年5月10日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のロンバード（当時17歳）と交配したタデモンローが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）武牧場。戦績は、中央平地9戦0勝、中央障害1戦0勝、地方22戦7勝2着2回。主な勝ち鞍は1989年の一般C。

経歴

デビュー前

武宏平厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1987年）

10月11日、デビュー戦は作田誠二騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都ダート1200m 曇/良）に出走。馬体重は464kg。11頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。最後は垂れてしまい11着に終わった。

11月1日、中2週で迎えた2戦目は、3歳新馬（京都芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で作田誠二騎手（1戦0勝）。13頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では末脚がパッとせず9着に終わった。

11月21日、中2週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で作田誠二騎手（2戦0勝）。11頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。最後は減速してしまい11着に終わった。

12月13日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（中京ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で作田誠二騎手（3戦0勝）。11頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚にキレが無く7着に終わった。

3歳（1988年）

5月22日、約5か月半の休み明けで迎えた5戦目は、4歳未勝利（阪神芝2000m 小雨/良）に出走。鞍上は5戦連続で作田誠二騎手（4戦0勝）。8頭立ての8番人気で大外8番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず5着に終わった。

6月5日、中1週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で作田誠二騎手（5戦0勝）。12頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では伸びあぐねて9着に終わった。

6月18日、中1週で迎えた7戦目は、4歳未勝利（中京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で作田誠二騎手（6戦0勝）。17頭立ての15番人気で8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではいいところがなく8着に終わった。

7月10日、中2週で迎えた8戦目は、4歳未勝利（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で作田誠二騎手（7戦0勝）。13頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では見せ場なく7着に終わった。

7月30日、中2週で迎えた9戦目は、南井克巳騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（小倉芝2000m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。11頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では脚が残っておらず8着に終わった。

8月20日、中2週で迎えた10戦目は、大森勇一騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（小倉障害芝2950m 雨/稍重）に出走。7頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。7着に終わった。

10月9日、中6週で馬体重を前走から15kg増やして迎えた11戦目は、吉留孝司騎手を鞍上に迎えて、一般C（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、勝ったノースビクトリーから1馬身半差の2着に敗北した。

10月31日、中2週で迎えた12戦目は、牧野孝光騎手を鞍上に迎えて、一般C（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のノースビクトリーに1馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

11月13日、中1週で迎えた13戦目は、吉井浩和騎手を鞍上に迎えて、一般C（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、勝ったノースビクトリーから4馬身差の2着に敗北した。

11月22日、連闘で迎えた14戦目は、一般C（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉井浩和騎手（1戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のテキサスグレースに4馬身の差をつけて2勝目をマークした。

12月12日、中2週で迎えた15戦目は、福島幸広騎手を鞍上に迎えて、一般C（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。3着に終わった。

4歳（1989年）

6月12日、約6か月の休養明けで迎えた16戦目は、松島壽騎手を鞍上に迎えて、一般C（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のチエリーマスコツトに1馬身半の差をつけて休養明けの一戦をモノにした。

6月25日、中1週で迎えた17戦目は、一般C（荒尾ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で松島壽騎手（1戦1勝）。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。4着に敗れた。

7月9日、中1週で迎えた18戦目は、一般C（荒尾ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は牧野孝光騎手（1戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。3着に終わった。

8月14日、中4週で迎えた19戦目は、一般C（荒尾ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で牧野孝光騎手（2戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。8着に敗れた。

8月28日、中1週で迎えた20戦目は、一般C（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で牧野孝光騎手（3戦1勝）。7頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。最後は、2着のヤマノプレジデントに4馬身の差をつけて4勝目を手にした。

9月11日、中1週で迎えた21戦目は、一般C（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で牧野孝光騎手（4戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のピロリベロに1馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

9月25日、中1週で迎えた22戦目は、一般C（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で牧野孝光騎手（5戦3勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のロイヤルコウセキに1馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

10月16日、中2週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた23戦目は、一般C（荒尾ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は吉井浩和騎手（2戦1勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。4着に敗れた。

10月31日、中1週で迎えた24戦目は、一般C（荒尾ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は牧野孝光騎手（6戦4勝）。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のロジンオーに1馬身の差をつけて7勝目を奪取した。

12月4日、中4週で迎えた25戦目は、一般C（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は吉留孝司騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。9着に敗れた。

5歳（1990年）

7月8日、約7か月の休み明けで迎えた26戦目は、野口丈二騎手を鞍上に迎えて、一般C（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。8着に終わった。

11月12日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から17kg増やして迎えた27戦目は、一般C（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で野口丈二騎手（1戦0勝）。8頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。8着に終わった。

12月2日、中2週で迎えた28戦目は、一般C（荒尾ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で野口丈二騎手（2戦0勝）。8頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。7着に終わった。

12月10日、連闘で迎えた29戦目は、一般C（荒尾ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で野口丈二騎手（3戦0勝）。9頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。7着に終わった。

6歳（1991年）

1月3日、中2週で迎えた30戦目は、一般C（荒尾ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は5戦連続で野口丈二騎手（4戦0勝）。8頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。7着に終わった。

1月20日、中1週で迎えた31戦目は、一般C（荒尾ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で野口丈二騎手（5戦0勝）。8頭立ての7番人気で大外8番ゲートからスタート。3着を確保した。

3月17日、中7週で迎えた32戦目は、一般C（荒尾ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で野口丈二騎手（6戦0勝）。8頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。7着に終わった。