リリエンタール（2007年生、母アンナモンダ）
Lilienthal
2007.04.28
リリエンタール（2007年4月28日）は、アイルランドで生まれ、日本で調教された競走馬。牡馬。馬名の意味は「航空工学発展に貢献した人物」。毛色は鹿毛。種牡馬のモンジュー（当時11歳）と交配したアンナモンダが6歳のときに産んだ仔が本馬である。2013年の札幌日経オープン(オープン)で3着に入るなどの活躍をした。
プロフィール
基本情報
- 通算成績
- 39戦6勝 [6-2-4-27/39]
- 総賞金国内
- 7,654万円
- 生年月日
- 2007年4月28日
- 出生国
- アイルランド
- 品種
- サラブレッド
- 性別
- 牡
- 毛色
- 鹿毛
- 厩舎
- 藤沢和雄美浦
- 馬主
- 山本英俊
- 生産者
- T. Yoshida
- 抹消情報
- 中央：2014年5月7日抹消
性質分析
- 距離適性
- コース適正
- 馬場適正
- 成長
- 馬体重
- 脚質
- 出脚
- 末脚
- スタミナ
- 出走回数
回収率
血統
概要
母のアンナモンダは海外G1・1勝（伊国芝）。祖母のAnna of Kievは海外1戦0勝。父のモンジューは海外G1・6勝（仏国芝[3勝:2400m],愛国芝[2勝:2112-2414m],英国芝[2406m]）。
7代内クロス
| 種別 | 馬名 | クロス | 血量 |
|---|---|---|---|
| き | Malindi＝Nasrullah | 7*7*7×6*7 | 4.68% |
| きM | Kaiserkrone＝Kaiseradler | 6*6 | 3.12% |
| 牡 | Northern Dancer | 3×5 | 15.62% |
| 牡 | Nearco | 5*7×7*7*7*7 | 7.03% |
| 牡 | Hyperion | 6*7×7*7 | 3.9% |
| 牡 | Tantieme | 6×7 | 2.34% |
| 牡 | Prince Rose | 7×7*7 | 2.34% |
| 牡S | Prince Chevalier | 6*7 | 2.34% |
| 牡M | Princequillo | 6*6*7 | 3.9% |
| 牡M | Count Fleet | 7*7 | 1.56% |
| 牝 | Lalun | 5×6 | 4.68% |
5代血統表
血統分類
- サイアーライン
- サドラーズウェルズ系
- ファミリーナンバー
- 7-f
レース成績
経歴
デビュー前
藤沢和雄厩舎（美浦）へ入厩。
2歳（2009年）
9月13日、デビュー戦は北村宏司騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は416kg。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で猛進したが、伸びてきたモンテエン決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。
10月10日、中3週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（東京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村宏司騎手（1戦0勝）。17頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では卓抜な伸び脚で追い上げたが、抜け出したマイネテレジアを捕まえ切れず、1馬身半差の2着に敗北した。
10月25日、中1週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（東京芝2000m 小雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で北村宏司騎手（2戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線に入ると、前で粘るメジロジェラルドを驚異的な末脚でクビ差だけ差し切って初白星を挙げた。
3歳（2010年）
1月31日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた4戦目は、3歳500万下（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で北村宏司騎手（3戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では切れる脚を使えず7着に敗れた。
2月27日、中3週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた5戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の水仙賞（中山芝2200m 外回り 曇/不良）に出走。11頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るブレイクアセオリーを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて2勝目を手に入れた。
5月1日、中8週で迎えた6戦目は、安藤勝己騎手を鞍上に迎えて、3歳G2の青葉賞（東京芝2400m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。18頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではもうワンパンチ足りず、5着に終わった。
7月4日、中8週で迎えた7戦目は、3歳ハンデG3のラジオNIKKEI賞（福島芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は北村宏司騎手（4戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず6着に敗れた。
9月4日、中8週で迎えた8戦目は、3歳以上1000万下の日高特別（札幌芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は横山典弘騎手（1戦1勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では一完歩ずつ確実に末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のエジソンを半馬身振り切って勝利を手に入れた。
10月24日、中6週で迎えた9戦目は、3歳G1の菊花賞（京都芝3000m 外回り 小雨/良）に出走。G1級競走への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は安藤勝己騎手（1戦0勝）。18頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では見せ場なく14着に終わった。
4歳（2011年）
5月15日、約7か月の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた10戦目は、4歳以上1600万下のきぼう賞（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は横山典弘騎手（2戦2勝）。12頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張り、3着に入った。
5月29日、中1週で迎えた11戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下のむらさき賞（東京芝1800m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（3戦2勝）。18頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では凄まじい末脚を弾けさせて先頭に立ち、最後は2着のカネトシパサージュを3/4馬身振り切って4勝目を掴み取った。
6月19日、中2週で迎えた12戦目は、ハンデ戦でオープンの五稜郭ステークス（函館芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は安藤勝己騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず8着に敗れた。
7月9日、中2週で迎えた13戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下の青函ステークス（函館芝2000m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で安藤勝己騎手（3戦0勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには参加できず5着に敗れた。
8月20日、中5週で迎えた14戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下のポプラステークス（札幌芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は横山典弘騎手（4戦3勝）。13頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切り、3着に入った。
9月11日、中2週で迎えた15戦目は、3歳以上1600万下のレインボーステークス（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（5戦3勝）。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず8着に敗れた。
12月24日、約3か月半の休み明けで迎えた16戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下のグレイトフルステークス（中山芝2200m 外回り 晴/良）に出走。12頭立ての8番人気で大外12番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く10着に終わった。
5歳（2012年）
5月27日、約5か月の休養明けで迎えた17戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下のむらさき賞（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は横山典弘騎手（6戦3勝）。18頭立ての11番人気で16番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり13着に終わった。
7月7日、中5週で迎えた18戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1600万下の五稜郭ステークス（函館芝2000m 晴/良）に出走。15頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず10着に敗れた。
6歳（2013年）
4月6日、約9か月の休養明けで迎えた19戦目は、杉原誠人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の湾岸ステークス（中山芝2200m 外回り 雨/良）に出走。15頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では見せ場なく14着に終わった。
6月15日、中9週で迎えた20戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下のジューンステークス（東京芝2000m 曇/良）に出走。12頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では伸びを欠き8着に終わった。
7月6日、中2週で迎えた21戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下の五稜郭ステークス（函館芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は四位洋文騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切り、5着に入り込んだ。
7月27日、中2週で迎えた22戦目は、3歳以上1600万下の漁火ステークス（函館芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で四位洋文騎手（2戦0勝）。14頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には届かず7着に敗れた。
8月4日、連闘で迎えた23戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、札幌日経オープン（函館芝2600m 曇/良）に出走。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、3着に終わった。
9月1日、中3週で迎えた24戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの丹頂ステークス（函館芝2600m 曇/重）に52kgの軽斤量で出走。13頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びあぐねて8着に敗れた。
7歳（2014年）
1月13日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた25戦目は、G.ブノワ騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の迎春ステークス（中山芝2500m 晴/良）に出走。12頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではいい脚を見せられず12着に終わった。
8月13日、7頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。6着に終わった。
9月10日、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、10頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。9着に終わった。
10月30日、C.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、15頭立ての15番人気で大外15番ゲートからスタート。11着に終わった。
8歳（2015年）
3月19日、16頭立ての15番人気で2番ゲートからスタート。11着に終わった。
4月6日、15頭立ての15番人気で大外15番ゲートからスタート。14着に終わった。
7月4日、9頭立ての3番人気で10番ゲートからスタート。8着に敗れた。
8月23日、鞍上はG.ブノワ騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。5着に敗れた。