インパクトシー（2022年生、母イリリア）

インパクトシー（2022年4月21日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「父父名の一部+母母名の一部」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のフィエールマン（当時7歳）と交配したイリリアが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は北田剛。2025年のラジオNIKKEI賞(ハンデG3)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

大竹正博厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2025年）

1月25日、デビュー戦は横山琉人騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山芝2000m 曇/良）に出走。馬体重は510kg。18頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったブルーマエストロに詰め切れず、1馬身差の2着となった。

2月8日、中1週で迎えた2戦目は、横山武史騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝2400m 晴/良）に出走。18頭立ての3番人気に推されて15番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では堅実な伸びを見せたが、アロンズロッドに交わされて1馬身1/4差の2着に敗北した。

3月8日、中3週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（中山芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山武史騎手（1戦0勝）。15頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を弾けさせて悠々と抜け出し、最後は2着のエポナに4馬身の差をつけて初白星を挙げた。

5月4日、中7週で迎えた4戦目は、3歳オープンのプリンシパルステークス（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で横山武史騎手（2戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く10着に敗れた。

6月29日、中7週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた5戦目は、3歳ハンデG3のラジオNIKKEI賞（福島芝1800m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は横山琉人騎手（1戦0勝）。14頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

7月19日、中2週で迎えた6戦目は、3歳以上1勝クラスの湯浜特別（函館芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は横山武史騎手（3戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、勝ったサクラファレルに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

9月28日、中9週で迎えた7戦目は、3歳以上1勝クラス（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山武史騎手（4戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて15番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。直線では見事な伸び脚で猛進したが、伸びてきたリバーバレイト決め手に屈して3/4馬身差の2着に敗北した。

10月26日、中3週で迎えた8戦目は、3歳以上1勝クラス（東京芝1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で横山武史騎手（5戦1勝）。15頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を繰り出したが、4着に終わった。

11月15日、中2週で迎えた9戦目は、3歳以上1勝クラスの土湯温泉特別（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は横山琉人騎手（2戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では弾けるような伸びで驀進したが、勝ったマテンロウギフトにねじ伏せられてアタマ差の2着に甘んじた。