タナカラ（1995年生、母ワンダースカッド）

タナカラ（1995年5月2日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のキャロルハウス（当時10歳）と交配したワンダースカッドが10歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）高村牧場。戦績は、中央平地17戦1勝2着1回、地方12戦1勝2着2回。主な勝ち鞍は1999年の5歳以上500万下。

経歴

デビュー前

土門一美厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1998年）

3月8日、デビュー戦は日吉正和騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（中京ダート1700m 晴/良）に出走。馬体重は472kg。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では脚を伸ばせず8着に敗れた。

3月29日、中2週で馬体重を前走から22kg減らして迎えた2戦目は、4歳未勝利（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で日吉正和騎手（1戦0勝）。11頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず11着に終わった。

7月19日、約3か月半の休み明けで迎えた3戦目は、4歳未勝利（阪神芝1400m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は3戦連続で日吉正和騎手（2戦0勝）。17頭立ての15番人気で5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり、馬場の外目を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線では鋭い脚を使えず10着に終わった。

8月1日、中1週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で日吉正和騎手（3戦0勝）。8頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では目を引く伸び脚で追い上げたが、勝ったイシノヘイローに詰め切れず、1馬身3/4差の2着となった。

8月16日、中1週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で日吉正和騎手（4戦0勝）。14頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚に勢いがなく7着に終わった。

9月6日、中2週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（京都ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で日吉正和騎手（5戦0勝）。13頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバテてしまい8着に敗れた。

9月30日、中2週で迎えた7戦目は、3歳戦のコスモス賞（笠松ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で日吉正和騎手（6戦0勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では目を引く伸び脚で猛進したが、伸びてきたマーチウォーク決め手に屈してハナ差の2着に惜敗した。

10月28日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた8戦目は、3歳戦の名古屋チャレンジカップオレンジ賞（名古屋ダート1400m 晴/重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は8戦連続で日吉正和騎手（7戦0勝）。12頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。最後は、勝ったサウンドアンジュから半馬身差の2着となった。

11月3日、連闘で馬体重を前走から12kg絞って迎えた9戦目は、3歳戦の新潟ノベンバーシリーズ第3戦（新潟(地)ダート1700m 曇/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は9戦連続で日吉正和騎手（8戦0勝）。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。最後は、2着のサウスファミリーに1馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

11月17日、中1週で迎えた10戦目は、名古屋チャレンジカップマース賞（名古屋ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で日吉正和騎手（9戦1勝）。12頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。4着に終わった。

4歳（1999年）

5月8日、約5か月半の休養明けで迎えた11戦目は、5歳以上500万下（新潟ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で日吉正和騎手（10戦1勝）。12頭立ての8番人気で大外12番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、極端なスローペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では猛烈な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のメイショウノブシに1馬身3/4の差をつけて久方ぶりの一戦を物にした。

6月13日、中4週で迎えた12戦目は、本田優騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（函館ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。最後は脚勢が衰えて11着に敗れた。

5歳（2000年）

1月29日、約7か月半の休み明けで迎えた13戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/重）に出走。15頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では鋭い脚を使えず10着に敗れた。

2月20日、中2週で迎えた14戦目は、5歳以上500万下（小倉ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で松田大作騎手（1戦0勝）。15頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では末脚が冴えず8着に終わった。

3月7日、中1週で迎えた15戦目は、ヒヤシンス特別（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で松田大作騎手（2戦0勝）。9頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では見せ場なく5着に終わった。

3月21日、中1週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた16戦目は、龍馬盃（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は日吉正和騎手（11戦2勝）。12頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。5着に終わった。

4月23日、中4週で迎えた17戦目は、5歳以上500万下の金華山特別（福島ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で日吉正和騎手（12戦2勝）。13頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚色が鈍り12着に終わった。

5月3日、中0週で迎えた18戦目は、万代特別（新潟(地)ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で日吉正和騎手（13戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。7着に敗れた。

6月4日、中4週で迎えた19戦目は、5歳以上500万下（中京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は松田大作騎手（3戦0勝）。14頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では余力が残っておらず9着に終わった。

6月27日、中2週で迎えた20戦目は、安藤勝己騎手を鞍上に迎えて、名古屋チャレンジカップジュピター賞（名古屋ダート1400m 雨/不良）に出走。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。10着に敗れた。

7月9日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた21戦目は、5歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は松田大作騎手（4戦0勝）。10頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり10着に終わった。

7月17日、連闘で迎えた22戦目は、仲田雅興騎手を鞍上に迎えて、ケヤキ賞（金沢ダート1500m 曇/稍重）に54kgの軽斤量で出走。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には食い込めず9着に敗れた。

6歳（2001年）

3月25日、約8か月半の休み明けで迎えた23戦目は、高橋康之騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1700m 曇/良）に出走。16頭立ての16番人気で12番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位には届かず9着に終わった。

4月10日、中1週で迎えた24戦目は、名古屋チャレンジカップネプチューン賞（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で高橋康之騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。10着に敗れた。

5月15日、中4週で迎えた25戦目は、初夏特別（笠松ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で高橋康之騎手（2戦0勝）。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず10着に敗れた。

5月30日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた26戦目は、竹之下智昭騎手を鞍上に迎えて、創成川特別（札幌(地)ダート1700m 晴/良）に出走。12頭立ての8番人気で大外12番ゲートからスタート。9着に終わった。

7歳（2002年）

3月9日、約9か月半の休養明けで馬体重を前走から22kg戻して迎えた27戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で竹之下智昭騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり4位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず10着に終わった。

3月31日、中2週で迎えた28戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で竹之下智昭騎手（2戦0勝）。16頭立ての15番人気で9番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい12着に終わった。

4月14日、中1週で迎えた29戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で竹之下智昭騎手（3戦0勝）。16頭立ての16番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい11着に終わった。