ゲットザナック（2020年生、母マイネシャローナ）

ゲットザナック（2020年5月4日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「手に入れる+技巧」。毛色は芦毛。種牡馬のゴールドシップ（当時11歳）と交配したマイネシャローナが19歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者はビッグレッドファーム。主な勝ち鞍は2023年のC23組(一般C23)。

経歴

デビュー前

田中博康厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2022年）

12月11日、デビュー戦は木幡巧也騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は438kg。16頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では上がり4位タイの伸び脚を披露したが上位争いには加われず9着に終わった。

3歳（2023年）

1月8日、中3週で迎えた2戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。17頭立ての8番人気で大外17番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始17番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず17着に敗れた。

2月12日、中4週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた3戦目は、国分優作騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝2000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では伸びが劣勢になり9着に終わった。

2023年2月15日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。

4月19日、中8週で馬体重を前走から18kg戻して迎えた4戦目は、落合玄太騎手を鞍上に迎えて、3歳（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では決め手に欠いて7着に敗れた。

5月4日、中1週で迎えた5戦目は、井上俊彦騎手を鞍上に迎えて、3歳（門別ダート1200m 晴/良）に出走。12頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず6着に終わった。

5月25日、中2週で迎えた6戦目は、阿岸潤一朗騎手を鞍上に迎えて、rapora賞（門別ダート1700m 晴/良）に出走。12頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では切れる脚を使えず6着に敗れた。

7月20日、中7週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた7戦目は、福原杏騎手を鞍上に迎えて、岩清水渓谷賞（門別ダート1000m 曇/稍重）に出走。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい9着に敗れた。

8月2日、中1週で迎えた8戦目は、亀井洋司騎手を鞍上に迎えて、サマーセール平取産馬応援賞（門別ダート1200m 晴/良）に出走。10頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず9着に終わった。

8月16日、中1週で迎えた9戦目は、宮平鷹志騎手を鞍上に迎えて、北海道きたやさい賞（門別ダート1000m 曇/稍重）に出走。12頭立ての8番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では末脚を伸ばせず9着に終わった。

8月29日、中1週で迎えた10戦目は、ソガベツの滝賞（門別ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で宮平鷹志騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず4着に終わった。

9月14日、中1週で迎えた11戦目は、3歳以上C4-3（門別ダート1000m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で宮平鷹志騎手（2戦0勝）。12頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では脚を伸ばせず6着に終わった。

10月5日、中2週で迎えた12戦目は、3歳以上C4-3（門別ダート1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で宮平鷹志騎手（3戦0勝）。9頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず8着に終わった。

10月18日、中1週で迎えた13戦目は、日高山脈賞（門別ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で宮平鷹志騎手（4戦0勝）。11頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず10着に終わった。

10月24日、連闘で迎えた14戦目は、3歳以上C4-3（門別ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で宮平鷹志騎手（5戦0勝）。10頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではいい脚を見せられず9着に終わった。

11月8日、中1週で迎えた15戦目は、黒沢愛斗騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C4-3（門別ダート1000m 晴/重）に出走。12頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

12月6日、中3週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた16戦目は、松本剛志騎手を鞍上に迎えて、C23組（笠松ダート800m 晴/良）に出走。7頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではぐんぐんと終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のプルシアンブルーをアタマ差振り切って待望の初白星を挙げた。

12月29日、中2週で迎えた17戦目は、吉本隆記騎手を鞍上に迎えて、雪吊り特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。7頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず6着に終わった。

4歳（2024年）

1月10日、中1週で迎えた18戦目は、服部大地騎手を鞍上に迎えて、一般C18（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。7頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず4着に敗れた。

1月22日、中1週で迎えた19戦目は、一般C20（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で服部大地騎手（1戦0勝）。7頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では今一つ伸び切れず5着に敗れた。

2月5日、中1週で迎えた20戦目は、一般C19（笠松ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で服部大地騎手（2戦0勝）。8頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では目立つような脚を使えず6着に終わった。

2月19日、中1週で迎えた21戦目は、加藤聡一騎手を鞍上に迎えて、天地の日、騎士大地誕生日記念（笠松ダート1400m 小雨/不良）に出走。8頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では伸びが鈍く4着に敗れた。

3月2日、中1週で迎えた22戦目は、飛田愛斗騎手を鞍上に迎えて、さがけいば無料ネット新聞うまかつ.net賞（佐賀ダート1400m 晴/不良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。主導権を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪脚を爆発させてあっさりと抜け出し、最後は2着のキャットナップに4馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

3月23日、中2週で迎えた23戦目は、一般C2 17（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で飛田愛斗騎手（1戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

4月7日、中1週で迎えた24戦目は、金山昇馬騎手を鞍上に迎えて、一般C2 16（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、で集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではビュッと切れる脚で猛追したが、勝ったワンダーグランに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

4月28日、中2週で迎えた25戦目は、大原萌賞（佐賀ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は飛田愛斗騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では豪快な末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のマジカルウェーヴに1馬身の差をつけて単勝一倍台の期待に応えた。