ワイルドドラゴン（2010年生、母マイワイルドローズ）

ワイルドドラゴン（2010年1月28日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「母名の一部＋冠名」。毛色は鹿毛。種牡馬のゴールドアリュール（当時11歳）と交配したマイワイルドローズが16歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地29戦3勝2着2回。主な勝ち鞍は2014年の初凪賞(1000万下)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、社台ファームから「セレクトセールサラブレッド1歳」に上場され、川上雪恵によって2,835万円で落札された。

二ノ宮敬宇厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2012年）

7月29日、デビュー戦は内田博幸騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は500kg。18頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では出色の末脚を披露したが、3着に終わった。

8月18日、中2週で迎えた2戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では一歩一歩確実に末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のクレバーカイオウをクビ差振り切って未勝利戦を制した。

10月13日、中7週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた3戦目は、2歳500万下のプラタナス賞（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（1戦1勝）。16頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではパワフルな末脚を繰り出し、3着に入った。

11月24日、中5週で迎えた4戦目は、2歳500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で蛯名正義騎手（2戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナを切り、少し遅いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では自慢の末脚を炸裂させて、最後は2着のジェベルムーサに1馬身半の差をつけて2勝目をマークした。

3歳（2013年）

2月17日、約3か月の間隔を開けて迎えた5戦目は、3歳オープンのヒヤシンスステークス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で蛯名正義騎手（3戦2勝）。16頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では切れる脚を使えず11着に敗れた。

3月17日、中3週で迎えた6戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、3歳G2のスプリングステークス（中山芝1800m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。16頭立ての15番人気で1番ゲートからスタート。端を奪う形となり、ゆったりとしたペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は垂れてしまい13着に終わった。

3月31日、中1週で迎えた7戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンの伏竜ステークス（中山ダート1800m 曇/良）に出走。15頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚を失くしてしまい8着に終わった。

10月19日、約6か月半の休み明けで迎えた8戦目は、3歳以上1000万下（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（4戦2勝）。13頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く6着に敗れた。

11月23日、中4週で迎えた9戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では迫力十分の伸び脚で猛追したが、抜け出したドリームザネクストにクビ差届かず2着となった。

12月14日、中2週で迎えた10戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の香取特別（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で猛追したが、勝ったイッシンドウタイに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

4歳（2014年）

1月19日、中4週で迎えた11戦目は、4歳以上1000万下の初凪賞（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴田善臣騎手（2戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では鮮烈な末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のグランプリブラッドを3/4馬身振り切って勝利を手中に収めた。

2月16日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた12戦目は、高倉稜騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下の門司ステークス（小倉ダート1700m 晴/稍重）に出走。15頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい6着に敗れた。

6月8日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg戻して迎えた13戦目は、3歳以上1000万下の三浦特別（東京ダート1600m 小雨/不良）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（5戦2勝）。16頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入った。

9月7日、約3か月の休み明けで迎えた14戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の釧路湿原特別（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では余力が残っておらず13着に敗れた。

11月2日、中7週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた15戦目は、3歳以上1000万下の三峰山特別（東京ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（6戦2勝）。12頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では決め手に欠いて8着に敗れた。

5歳（2015年）

3月29日、約5か月の休養明けで迎えた16戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の鈴鹿特別（中京ダート1400m 小雨/稍重）に出走。16頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではいい脚を見せられず13着に敗れた。

7月5日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた17戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の檜山特別（函館ダート1700m 晴/良）に出走。12頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では末脚を伸ばせず11着に終わった。

7月25日、中2週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた18戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の駒場特別（函館ダート1700m 曇/不良）に出走。13頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では鋭い脚を使えず13着に終わった。

11月14日、約3か月半の休養明けで迎えた19戦目は、石川裕紀人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（東京ダート1300m 雨/稍重）に出走。15頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は垂れてしまい9着に終わった。

12月19日、中4週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた20戦目は、3歳以上1000万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石川裕紀人騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で大外16番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位には届かず8着に終わった。

6歳（2016年）

1月16日、中3週で迎えた21戦目は、4歳以上1000万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は柴山雄一騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず6着に終わった。

2月21日、中4週で迎えた22戦目は、4歳以上1000万下の大島特別（東京ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で柴山雄一騎手（2戦0勝）。16頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張り、5着に入り込んだ。

5月22日、約3か月の休養明けで迎えた23戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の日吉特別（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず8着に終わった。

6月26日、中4週で迎えた24戦目は、3歳以上1000万下の津軽海峡特別（函館ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は吉田隼人騎手（1戦0勝）。11頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず10着に終わった。

9月24日、約3か月の休み明けで迎えた25戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の茨城新聞杯（中山ダート1800m 雨/重）に出走。16頭立ての15番人気で7番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では末脚に勢いがなく16着に終わった。

7歳（2017年）

3月26日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から24kg増やして迎えた26戦目は、藤田菜七子騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（中山ダート1200m 小雨/稍重）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての16番人気で12番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではいい脚を見せられず14着に終わった。

4月15日、中2週で迎えた27戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の鹿島特別（中山ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての16番人気で7番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず9着に終わった。

7月2日、約2か月半の間隔を開けて迎えた28戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の檜山特別（函館ダート1700m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は松岡正海騎手（1戦0勝）。11頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚がパッとせず10着に終わった。

7月23日、中2週で迎えた29戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の潮騒特別（函館芝1200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての16番人気で14番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず14着に終わった。