アイファーダイオー（2005年生、母オグリパートナー）

アイファーダイオー（2005年4月12日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋大王」。毛色は鹿毛。種牡馬のバトルライン（当時12歳）と交配したオグリパートナーが9歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は中村理恵。戦績は、中央平地5戦0勝、地方14戦4勝2着2回。2008年の園田ユースカップ(地方重賞)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、中村農場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

田中淳司厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2007年）

4月19日、デビュー戦は服部茂史騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は454kg。8頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、前で粘るジュエルオーキッドを上がり1位の末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

7月31日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた2戦目は、2歳オープンのウィナーズチャレンジ（旭川ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で服部茂史騎手（1戦1勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。10着に敗れた。

8月28日、中3週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた3戦目は、2歳（旭川ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で服部茂史騎手（2戦1勝）。12頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。4着に終わった。

10月4日、中4週で迎えた4戦目は、2歳オープンのルールオブロー賞（旭川ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で服部茂史騎手（3戦1勝）。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。8着に敗れた。

10月17日、中1週で迎えた5戦目は、2歳オープンのマリエンバード賞（札幌(地)ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で服部茂史騎手（4戦1勝）。11頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では見せ場を作れず7着に敗れた。

11月7日、中2週で迎えた6戦目は、山口竜一騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのアドマイヤジャパン賞（札幌(地)ダート1000m 晴/良）に出走。12頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見せ場を作れず5着に終わった。

12月24日、中6週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた7戦目は、東川公則騎手を鞍上に迎えて、2歳（名古屋ダート1400m 晴/不良）に出走。8頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のホウライコロナに4馬身の差をつけて2勝目をつかんだ。

3歳（2008年）

2月13日、中6週で迎えた8戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、3歳地方重賞の園田ユースカップ（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。9頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したサチコゴージャスを捕まえ切れず、クビ差の2着となった。

3月1日、中1週で迎えた9戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（阪神芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。13頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず11着に終わった。

3月23日、中2週で迎えた10戦目は、3歳500万下の雪割草特別（阪神芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は吉田稔騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではゴールまでじわりじわりと伸び、3着に入り込んだ。

4月13日、中2週で迎えた11戦目は、3歳500万下（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田稔騎手（2戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて10番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を繰り出したが上位争いには参加できず7着に敗れた。

5月4日、中2週で迎えた12戦目は、3歳500万下のあやめ賞（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田稔騎手（3戦0勝）。16頭立ての11番人気で大外16番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見所を作れず9着に終わった。

5月28日、中2週で迎えた13戦目は、一般B3-6（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は岡部誠騎手（1戦0勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走したが、3着に終わった。

6月11日、中1週で迎えた14戦目は、一般A4 B3-6（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡部誠騎手（2戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では末脚が振るわず4着に敗れた。

7月3日、中2週で迎えた15戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、さよう特別（姫路ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み4着に沈んだ。

7月31日、中3週で迎えた16戦目は、JA門別馬舞米特別（園田ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で川原正一騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では驚異的な末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のミスティーオメガに2馬身半の差をつけて人気に違わぬ実力を証明した。

8月14日、中1週で迎えた17戦目は、3歳以上B1二（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で川原正一騎手（2戦1勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では鮮烈な末脚を爆発させてすんなりと抜け出し、最後は2着のアクアレイジアに3馬身の差をつけて断然人気に応えた。

9月16日、中4週で迎えた18戦目は、きんもくせい賞（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で川原正一騎手（3戦2勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、レッドアメリカンにアタマ差交わされて2着に甘んじた。

4歳（2009年）

8月15日、約11か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた19戦目は、草野太郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では全く伸びず15着に終わった。