サツキイチリン（1996年生、母マーシヤルペンド）

サツキイチリン（1996年5月27日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のミオロベルティーノ（当時7歳）と交配したマーシヤルペンドが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）丸村村下ファーム。戦績は、中央平地13戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は1999年の4歳未勝利。

経歴

デビュー前

元石孝昭厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1998年）

9月12日、デビュー戦は吉永護騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。馬体重は430kg。11頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず5着に終わった。

10月3日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳新馬（中山芝1600m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で吉永護騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

10月24日、中2週で迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（東京芝1400m 小雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で吉永護騎手（2戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい8着に敗れた。

11月15日、中2週で迎えた4戦目は、大塚栄三郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京芝1400m 晴/良）に出走。9頭立ての7番人気で大外9番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には届かず4着に終わった。

3歳（1999年）

4月10日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた5戦目は、伊藤暢康騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳未勝利（中山ダート1200m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張り、4着に入った。

5月1日、中2週で迎えた6戦目は、石崎隆之騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では印象的な伸び脚で追い上げたが、抜け出したマーベラスランナーを捕まえ切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

5月16日、中1週で迎えた7戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（東京芝1600m 小雨/良）に出走。鞍上は吉永護騎手（3戦0勝）。18頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず8着に敗れた。

5月29日、中1週で迎えた8戦目は、4歳未勝利（東京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は石崎隆之騎手（1戦0勝）。18頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では圧巻の末脚を繰り出したが、3着に終わった。

6月20日、中2週で迎えた9戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（福島芝1800m 雨/重）に出走。鞍上は吉永護騎手（4戦0勝）。16頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では鋭さ光る末脚を披露し、3着に入った。

7月17日、中3週で迎えた10戦目は、4歳未勝利（新潟芝1600m 外回り曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で吉永護騎手（5戦0勝）。18頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では決め手に欠いて12着に敗れた。

8月7日、中2週で迎えた11戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳未勝利（新潟芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり4位の伸び脚を披露したが上位には届かず7着に敗れた。

8月28日、中2週で迎えた12戦目は、4歳未勝利（新潟芝1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で柴田大知騎手（1戦0勝）。18頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張ったが、6着に終わった。

9月26日、中3週で迎えた13戦目は、4歳未勝利（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は石崎隆之騎手（2戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では猛烈な末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のポーロウニアをクビ差振り切って待望の初白星を挙げた。