クリスタルタイソン（2013年生、母ロッキーバッハ）

クリスタルタイソン（2013年2月25日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「水晶＋人名より」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のダイワメジャー（当時12歳）と交配したロッキーバッハが19歳のときに産んだ9番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者はタバタファーム。主な勝ち鞍は2015年の寒椿賞(500万下)。

経歴

デビュー前

荒川義之厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2015年）

10月24日、デビュー戦は川島信二騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は486kg。13頭立ての4番人気で大外13番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るアリノマンボを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身3/4の差をつけて初白星を挙げた。

11月28日、中4週で迎えた2戦目は、R.ムーア騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下のカトレア賞（東京ダート1600m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始4番手を追走。直線では見所を作れず7着に敗れた。

12月5日、連闘で迎えた3戦目は、H.ボウマン騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下の寒椿賞（中京ダート1400m 晴/良）に出走。13頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るヴェンジェンスを上がり3位の末脚でクビ差だけ差し切って2勝目を挙げた。

3歳（2016年）

10月23日、約11か月の休養明けで迎えた4戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の大山崎特別（京都ダート1200m 曇/良）に出走。15頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は一杯になって13着に敗れた。

11月12日、中2週で迎えた5戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の三年坂特別（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。14頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では最後まで息が続かず12着に終わった。

11月26日、中1週で迎えた6戦目は、3歳以上1000万下（京都芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡康太騎手（1戦0勝）。14頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、緩いペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず8着に終わった。

12月10日、中1週で迎えた7戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の摂津特別（阪神芝1600m 外回り晴/稍重）に出走。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚が止まってしまい8着に敗れた。

4歳（2017年）

2月19日、中9週で迎えた8戦目は、4歳以上1000万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は川島信二騎手（1戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では見せ場を作れず13着に敗れた。

3月11日、中2週で迎えた9戦目は、佐藤友則騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。11頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、やや緩いペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味のタフネスで最後まで奮闘したが、クールオープニングに半馬身交わされて2着となった。

3月26日、中1週で迎えた10戦目は、4歳以上1000万下（阪神ダート1800m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤友則騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚色が鈍り7着に敗れた。

4月1日、連闘で迎えた11戦目は、4歳以上1000万下（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は藤岡康太騎手（2戦0勝）。14頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。先手を奪い、平均的なペースで一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では最後まで息が続かず8着に終わった。

4月22日、中2週で迎えた12戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で大外16番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら4番手で通過。最後は一杯になって16着に敗れた。

8月6日、約3か月半の休み明けで迎えた13戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。先頭に立ち、ややハイペースでレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が衰えて9着に敗れた。

12月22日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から15kg増やして迎えた14戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、師走特別（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では驚異的な末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のカスタネットに1馬身半の差をつけて単勝一倍台の支持に応えた。