メルトユアハート（2021年生、母キャトルフィーユ）

メルトユアハート（2021年4月20日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「心を和らげる」。毛色は鹿毛。種牡馬のロードカナロア（当時13歳）と交配したキャトルフィーユが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者はケイアイファーム。主な勝ち鞍は2024年の3歳未勝利(牝)。

経歴

デビュー前

長谷川浩大厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2024年）

1月14日、デビュー戦は鮫島克駿騎手を鞍上に据えて、3歳戦のメイクデビュー小倉（小倉芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は496kg。14頭立ての1番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を発揮したが、3着に終わった。

2月11日、中3週で迎えた2戦目は、西村淳也騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（京都芝2000m 曇/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

3月17日、中4週で迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は鮫島克駿騎手（1戦0勝）。18頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のカテリーナをクビ差振り切って初勝利を挙げた。

5月18日、中8週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた4戦目は、横山和生騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳1勝クラスのカーネーションカップ（東京芝1800m 晴/良）に出走。11頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、緩やかなペースでレースを進める。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

6月8日、中2週で迎えた5戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラスの一乗寺特別（京都芝2000m 曇/良）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではきっちりと末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のトラストエムシーを半馬身振り切って断トツ人気に応えた。

8月25日、約2か月半の間隔を開けて迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳以上2勝クラスの長久手特別（中京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は鮫島克駿騎手（2戦1勝）。7頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、極端なスローペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はタレてしまい5着に敗れた。

9月16日、中2週で迎えた7戦目は、3歳以上2勝クラスの習志野特別（中山芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は横山和生騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は一杯になって8着に敗れた。

11月30日、約2か月半の間隔を開けて迎えた8戦目は、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの中京日経賞（中京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山和生騎手（2戦0勝）。13頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では渾身の力で末脚を持続させて先頭に立ち、最後は2着のケイデンシーマークをクビ差振り切って先頭ゴールを果たした。

4歳（2025年）

2月16日、約2か月半の間隔を開けて迎えた9戦目は、4歳以上3勝クラスの雲雀ステークス（東京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で横山和生騎手（3戦1勝）。16頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが劣勢になり6着に終わった。

3月29日、中5週で迎えた10戦目は、荻野極騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上3勝クラスの豊橋ステークス（中京芝1600m 晴/稍重）に出走。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。逃げを打ち、リードを2馬身以上確保して、緩やかなペースでレースを進める。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、バウンシーステップにハナ差交わされて2着に甘んじた。

5月10日、中5週で迎えた11戦目は、4歳以上3勝クラスの分倍河原ステークス（東京芝1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は横山和生騎手（4戦1勝）。15頭立ての10番人気で14番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず10着に終わった。

7月5日、中7週で迎えた12戦目は、吉村誠之助騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスのマレーシアカップ（小倉芝1800m 晴/良）に出走。11頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は脚勢が悪くなり10着に敗れた。

9月14日、中9週で迎えた13戦目は、3歳以上3勝クラスの仲秋ステークス（阪神芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は西村淳也騎手（1戦0勝）。11頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は失速してしまい9着に終わった。

10月12日、中3週で迎えた14戦目は、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの三年坂ステークス（京都芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は吉村誠之助騎手（1戦0勝）。13頭立ての10番人気で大外13番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚を失くしてしまい11着に終わった。