セイルオンザナイト（1998年生、母オープニングナイト）

セイルオンザナイト（1998年3月17日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のホワイトマズル（当時8歳）と交配したオープニングナイトが13歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）日田牧場。戦績は、中央平地29戦3勝2着2回、地方1戦0勝。2004年のマーチ特別で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

当歳のとき、ノーザンファームから「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、ダイナース愛馬会によって1,260万円で落札された。

サンデーサラブレッドクラブにて総額1,800万円（45万×40口）で一口馬主が募集された。

大久保洋吉厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2001年）

2月24日、デビュー戦は吉田豊騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山芝2000m 小雨/良）に出走。馬体重は458kg。16頭立ての4番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、落ち着いたペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐいぐいと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のメジロタイムに1馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

3月17日、中2週で迎えた2戦目は、高橋智大騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のフリージア賞（中京芝2000m 小雨/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず13着に終わった。

3月31日、中1週で迎えた3戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の山吹賞（中山芝2200m 外回り雪/不良）に出走。12頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では伸びあぐねて10着に終わった。

4月21日、中2週で迎えた4戦目は、横山義行騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の新緑賞（東京芝2300m 小雨/良）に出走。10頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚色が悪くなり10着に終わった。

4月28日、連闘で迎えた5戦目は、3歳500万下（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は吉田豊騎手（1戦1勝）。7頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、後続との差を2馬身以上キープして、やや遅いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、メイクマイデイに交わされて1馬身3/4差の2着となった。

5月20日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた6戦目は、松永幹夫騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（東京芝2400m 晴/良）に出走。14頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。ハナを取り切り、非常に遅いペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が鈍り8着に敗れた。

6月2日、中1週で馬体重を前走から16kg絞って迎えた7戦目は、3歳500万下（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は吉田豊騎手（2戦1勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、ゆったりとしたペースで馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は垂れてしまい6着に敗れた。

6月24日、中2週で迎えた8戦目は、3歳500万下のべにばな賞（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（3戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では決め手が足りず、3着に終わった。

10月28日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた9戦目は、3歳以上500万下（東京芝1800m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で吉田豊騎手（4戦1勝）。18頭立ての4番人気に推されて2番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚がパッとせず11着に敗れた。

11月24日、中3週で迎えた10戦目は、3歳以上500万下（東京ダート2100m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は4戦連続で吉田豊騎手（5戦1勝）。14頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では脚を伸ばせず11着に終わった。

12月9日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた11戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の濃尾特別（中京ダート2300m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、かなりのスローペースで集団を牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線ではいいところがなく6着に敗れた。

4歳（2002年）

1月7日、中3週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた12戦目は、4歳以上500万下（東京ダート2100m 曇/良）に出走。鞍上は吉田豊騎手（6戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて8番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のマイネルエタニティに2馬身半の差をつけて勝利をモノにする

2月2日、中3週で迎えた13戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の金蹄ステークス（東京ダート2100m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（7戦2勝）。14頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では伸びが鈍く6着に終わった。

2月17日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上1000万下（東京ダート2100m 曇/良）に出走。鞍上は松永幹夫騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナを取り切り、後続を2馬身以上離して、非常に遅いペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚勢がやや鈍り、4着に終わった。

5歳（2003年）

9月7日、約19か月の休養明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた15戦目は、五十嵐雄祐騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/稍重）に出走。14頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではいいところがなく14着に終わった。

9月21日、中1週で迎えた16戦目は、大庭和弥騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中山ダート1800m 雨/不良）に出走。16頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後は脚が止まってしまい13着に終わった。

10月4日、中1週で迎えた17戦目は、大西直宏騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。18頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚勢が衰えて16着に敗れた。

6歳（2004年）

3月2日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から11kg増やして迎えた18戦目は、マーチ特別（高崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は中舘英二騎手（1戦0勝）。11頭立ての5番人気で大外11番ゲートからスタート。3着に終わった。

4月4日、中4週で馬体重を前走から15kg絞って迎えた19戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（福島ダート1700m 小雨/稍重）に54kgの軽斤量で出走。14頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず6着に敗れた。

4月18日、中1週で迎えた20戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/良）に出走。14頭立ての7番人気で大外14番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮烈な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のマイネルスタードに1馬身1/4の差をつけて久しぶりに美酒を浴びた。

5月16日、中3週で迎えた21戦目は、岡部幸雄騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の是政特別（東京ダート2100m 曇/稍重）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚色が衰えて12着に敗れた。

5月30日、中1週で迎えた22戦目は、郷原洋司騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の青嵐賞（東京芝2400m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く7着に終わった。

9月19日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた23戦目は、3歳以上1000万下の江戸川特別（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で郷原洋司騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張り、3着を確保した。

10月3日、中1週で迎えた24戦目は、3歳以上1000万下の利根川特別（中山ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で郷原洋司騎手（2戦0勝）。9頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったエーピースピリットに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

10月16日、中1週で迎えた25戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の狭山湖特別（東京ダート1600m 曇/良）に出走。12頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始7番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい6着に敗れた。

11月6日、中2週で迎えた26戦目は、3歳以上1000万下の甲斐路特別（東京ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は郷原洋司騎手（3戦0勝）。12頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり9着に終わった。

7歳（2005年）

2月13日、約3か月半の休み明けで迎えた27戦目は、赤木高太郎騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の早鞆特別（小倉ダート1700m 晴/稍重）に54kgの軽斤量で出走。15頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では目立つような脚を使えず最後はアステリアライデンと並んで8着同着となった。

3月13日、中3週で迎えた28戦目は、西田雄一郎騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の瀬戸特別（中京ダート1700m 曇/稍重）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての9番人気で14番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず14着に終わった。

4月9日、中3週で迎えた29戦目は、4歳以上1000万下の安房特別（中山芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は郷原洋司騎手（4戦0勝）。11頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後はガス欠状態になり11着に終わった。

4月24日、中1週で迎えた30戦目は、4歳以上1000万下の清里特別（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で郷原洋司騎手（5戦0勝）。15頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚を伸ばせず9着に終わった。