グロウイングパワー（1992年生、母シーバードパワー）

グロウイングパワー（1992年4月4日）は、日本の競走馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のウインザーノット（当時12歳）と交配したシーバードパワーが8歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）明和牧場。戦績は、中央平地14戦2勝、中央障害2戦0勝。主な勝ち鞍は1996年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

本郷一彦厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1994年）

10月9日、デビュー戦は原昌久騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（福島芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は488kg。10頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では不屈のスロトングスピリットで渋太く末脚を持続させて、最後は2着のホウユウクラウンを半馬身振り切って初白星を挙げた。

10月23日、中1週で迎えた2戦目は、3歳500万下のきんもくせい特別（福島芝1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で原昌久騎手（1戦1勝）。8頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚が振るわず7着に敗れた。

3歳（1995年）

5月21日、約7か月の休み明けで迎えた3戦目は、S.ソト騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下の牡丹賞（東京芝1600m 曇/良）に出走。12頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では最後まで息が続かず12着に終わった。

8月20日、約3か月の休み明けで迎えた4戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟ダート1000m 晴/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。7頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はガス欠状態になり7着に敗れた。

9月2日、中1週で迎えた5戦目は、4歳以上500万下（新潟芝1400m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で中舘英二騎手（1戦0勝）。15頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。逃げる形となり、若干遅いペースでレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい14着に終わった。

10月8日、中4週で迎えた6戦目は、4歳以上500万下（東京芝1600m 雨/重）に出走。鞍上は原昌久騎手（2戦1勝）。8頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚を失くしてしまい6着に終わった。

10月21日、中1週で迎えた7戦目は、4歳以上500万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で原昌久騎手（3戦1勝）。13頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では鋭い脚を使えず9着に終わった。

11月4日、中1週で馬体重を前走から18kg増やして迎えた8戦目は、小谷内秀夫騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の村上特別（新潟芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての18番人気で16番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では伸びを欠き11着に終わった。

4歳（1996年）

6月16日、約7か月半の休み明けで馬体重を前走からさらに10kg増やして迎えた9戦目は、横山賀一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（札幌芝1200m 曇/良）に出走。15頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバタバタになってしまい10着に終わった。

6月30日、中1週で迎えた10戦目は、4歳以上500万下のまりも特別（札幌芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で横山賀一騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で14番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後は一杯になって13着に終わった。

7月28日、中3週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた11戦目は、大塚栄三郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟芝1000m 晴/良）に出走。12頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不屈のスロトングスピリットで渋太く末脚を持続させて、最後は2着のアテスターをクビ差振り切って久々に白星を挙げた。

8月24日、中3週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で大塚栄三郎騎手（1戦1勝）。14頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚にキレが無く10着に敗れた。

9月15日、中2週で迎えた13戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山芝1200m 外回り曇/不良）に出走。14頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり9着に終わった。

9月30日、中1週で迎えた14戦目は、小林淳一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の栃尾特別（新潟芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではいい脚を見せられず11着に終わった。

5歳（1997年）

6月21日、約9か月の休養明けで迎えた15戦目は、成田均騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（福島障害芝2750m 曇/稍重）に出走。10頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。8着に終わった。

7月6日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた16戦目は、障害4歳以上未勝利（福島障害芝2750m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で成田均騎手（1戦0勝）。12頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。11着に終わった。