ニシノカザブエ（2011年生、母セイウンヒメラギ）

ニシノカザブエ（2011年4月11日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋風笛。笛を奏でる風のように駆け抜ける」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のステイゴールド（当時17歳）と交配したセイウンヒメラギが11歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）川上牧場。戦績は、中央平地18戦1勝。主な勝ち鞍は2014年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

10歳のとき、西山牧場から「ジェイエス繁殖馬セールサラブレッド繁殖牝馬」に上場されたが主取りとなった。

尾形充弘厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2013年）

12月14日、デビュー戦は江田照男騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は418kg。13頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

3歳（2014年）

1月12日、中3週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で江田照男騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず10着に終わった。

2月1日、中2週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で江田照男騎手（2戦0勝）。16頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい7着に終わった。

4月19日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から10kg減らして迎えた4戦目は、柴田未崎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝2000m 晴/良）に出走。18頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では切れる脚を使えず9着に終わった。

6月7日、中6週で迎えた5戦目は、井上敏樹騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1800m 雨/不良）に51kgの軽斤量で出走。18頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず10着に敗れた。

7月6日、中3週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は江田照男騎手（3戦0勝）。16頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではいいところがなく10着に終わった。

7月27日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた7戦目は、原田和真騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝2000m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線では凄まじい末脚を炸裂させて前にいた8頭を交わし去り、最後は2着のウイングオブハーツに1馬身3/4の差をつけて未勝利戦を制した。

8月17日、中2週で迎えた8戦目は、伴啓太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟芝1800m 外回り曇/重）に49kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。17頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始17番手を追走。直線では末脚が冴えず17着に終わった。

4歳（2015年）

2月7日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から16kg減らして迎えた9戦目は、4歳以上500万下（東京芝1800m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は井上敏樹騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚勢が悪くなり13着に終わった。

6月14日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から10kg戻して迎えた10戦目は、木幡初也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京芝1800m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。14頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず13着に終わった。

12月26日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から8kg絞って迎えた11戦目は、野中悠太郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中山芝2000m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。18頭立ての16番人気で12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘し、6着に入り込んだ。

5歳（2016年）

1月16日、中2週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下（中山芝2000m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で野中悠太郎騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張り、5着に入り込んだ。

2月14日、中3週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下（東京芝2400m 晴/稍重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で野中悠太郎騎手（2戦0勝）。13頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では速い脚を使えず7着に終わった。

3月5日、中2週で迎えた14戦目は、杉原誠人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の呼子特別（小倉芝2600m 晴/良）に出走。15頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず13着に終わった。

4月10日、中4週で迎えた15戦目は、森裕太朗騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（福島芝2000m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての15番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位には食い込めず10着に終わった。

5月28日、中6週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下（東京芝1600m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は野中悠太郎騎手（3戦0勝）。18頭立ての15番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では決め手に欠いて13着に終わった。

7月31日、中8週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた17戦目は、藤田菜七子騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟芝2000m 外回り晴/良）に52kgの軽斤量で出走。12頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では速い脚を使えず10着に終わった。

8月7日、連闘で馬体重を前走から8kg絞って迎えた18戦目は、3歳以上500万下（新潟芝2200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で藤田菜七子騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で14番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線ではいいところがなく14着に終わった。