ターフソネット（1993年生、母サクラスイセイ）

ターフソネット（1993年4月30日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のブレイヴエストローマン（当時21歳）と交配したサクラスイセイが18歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）岡本牧場。戦績は、中央平地19戦3勝2着3回。主な勝ち鞍は1997年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

南田美知雄厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1996年）

10月20日、デビュー戦は柴田大知騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の4歳未勝利（新潟ダート1200m 曇/重）に50kgの軽斤量で出走。馬体重は470kg。12頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚色がやや鈍り、4着に終わった。

11月10日、中2週で迎えた2戦目は、高山太郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/重）に52kgの軽斤量で出走。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、若干遅いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のストロングダリアに5馬身の差をつけて初白星を挙げた。

11月30日、中2週で迎えた3戦目は、加藤和宏騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。端に立ち、若干速いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、パリツアーにアタマ差交わされて2着に甘んじた。

4歳（1997年）

1月12日、中5週で迎えた4戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で加藤和宏騎手（1戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は力尽きて9着に敗れた。

2月1日、中2週で迎えた5戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（東京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で加藤和宏騎手（2戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではスパッとキレる脚を見せたが、シングライクトークに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

3月1日、中3週で迎えた6戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で加藤和宏騎手（3戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて15番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、壮絶なハイペースで集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したカオリファーストを捕まえ切れず、クビ差の2着に甘んじた。

3月22日、中2週で迎えた7戦目は、菊沢隆徳騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/重）に出走。13頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚勢がやや衰え、3着に終わった。

4月20日、中3週で迎えた8戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の5歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて10番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、少々速いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では渾身の力で末脚を持続させて、最後は2着のルビーコスモスを半馬身振り切って断トツ人気に応えた。

7月13日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から16kg増やして迎えた9戦目は、4歳以上500万下（新潟ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で中舘英二騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、ややスローペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩着実に末脚を伸ばして、最後は2着のアイランドハヤトを3/4馬身振り切って先頭ゴールを果たした。

8月3日、中2週で迎えた10戦目は、4歳以上900万下の岩室特別（新潟ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で中舘英二騎手（2戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚勢がやや衰え、4着に終わった。

5歳（1998年）

1月25日、約6か月の休養明けで迎えた11戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で中舘英二騎手（3戦2勝）。16頭立ての4番人気に推されて14番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は一杯になって14着に敗れた。

2月15日、中2週で迎えた12戦目は、坂井千明騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の5歳以上900万下（東京ダート1200m 曇/不良）に出走。16頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では末脚が振るわず13着に終わった。

3月8日、中2週で迎えた13戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の5歳以上900万下（中山芝1600m 外回り晴/良）に52kgの軽斤量で出走。芝レースへの出走は初となった。15頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。先手を取る形となり、スローペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、4着を確保した。

4月5日、中3週で迎えた14戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下（中山芝1600m 外回り晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で村田一誠騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く6着に終わった。

4月18日、中1週で迎えた15戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の千葉日報杯（中山芝1600m 外回り曇/重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で村田一誠騎手（2戦0勝）。16頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。主導権を奪い、平均的なペースで一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では脚が上がってしまい9着に終わった。

5月10日、中2週で迎えた16戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下（東京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は菊沢隆徳騎手（1戦0勝）。14頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では末脚が振るわず12着に終わった。

5月30日、中2週で迎えた17戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の富嶽賞（東京芝1600m 曇/稍重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は村田一誠騎手（3戦0勝）。18頭立ての16番人気で1番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず12着に終わった。

6月21日、中2週で迎えた18戦目は、武士沢友治騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下の北海ハンデキャップ（函館芝1800m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。8頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、後続を5馬身以上離して、ミドルペースでレースを引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は脚勢が悪くなり8着に終わった。

8月1日、中5週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた19戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の豊栄特別（新潟芝1800m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は村田一誠騎手（4戦0勝）。14頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。競走中止となった。