エーシンカハナモク（2006年生、母マヤノメイビー）

エーシンカハナモク（2006年3月15日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋人名」。毛色は鹿毛。種牡馬のキングカメハメハ（当時5歳）と交配したマヤノメイビーが10歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は（有）下屋敷牧場。戦績は、中央平地10戦2勝2着1回、地方2戦2勝。主な勝ち鞍は2010年の唐津特別(500万下)。

経歴

デビュー前

当歳のとき、下屋敷牧場から「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場されたが主取りとなった。同年、下屋敷牧場から「北海道オータムセールサラブレッド当歳」に上場され、平井豊光によって3,150万円で落札された。

野中賢二厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2008年）

11月15日、デビュー戦はC.ルメール騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝1600m 曇/良）に出走。馬体重は444kg。18頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張り、5着に入り込んだ。

11月30日、中1週で迎えた2戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都芝1600m 晴/良）に出走。18頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では切れ味抜群の末脚を発揮し、3着に入った。

3歳（2009年）

4月12日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた3戦目は、3歳未勝利（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡佑介騎手（1戦0勝）。17頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚がパッとせず9着に敗れた。

5月3日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（京都芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤岡佑介騎手（2戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい9着に敗れた。

9月27日、約5か月の休み明けで迎えた5戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず8着に敗れた。

10月26日、中3週で馬体重を前走から19kg増やして迎えた6戦目は、東川公則騎手を鞍上に迎えて、3歳（笠松ダート1400m 雨/不良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のコパノカチーノに2馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

11月12日、中1週で迎えた7戦目は、一般C15（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で東川公則騎手（1戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のマジョリーフェアに1馬身半の差をつけて断トツ人気に応えた。

12月19日、中4週で馬体重を前走から15kg減らして迎えた8戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では一完歩ずつ確実に終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のハリマノワタリドリをクビ差振り切って1着ゴールを果たした。

4歳（2010年）

1月11日、中2週で馬体重を前走からさらに10kg減らして迎えた9戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい12着に終わった。

7月24日、約6か月半の休養明けで迎えた10戦目は、3歳以上500万下の足立山特別（小倉芝2000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は福永祐一騎手（1戦0勝）。11頭立ての6番人気で大外11番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びあぐねて5着に敗れた。

8月14日、中2週で迎えた11戦目は、3歳以上500万下の久留米特別（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は川田将雅騎手（1戦1勝）。13頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で追い上げたが、抜け出したゴールドスミスにアタマ差届かず2着となった。

9月4日、中2週で迎えた12戦目は、3歳以上500万下の唐津特別（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川田将雅騎手（2戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るタコを猛烈な末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて4勝目を手中に収めた。