サンシェリダン（2018年生、母トシザサンサン）

サンシェリダン（2018年4月10日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「太陽+アメリカの都市」。毛色は青鹿毛。種牡馬のマコトスパルビエロ（当時14歳）と交配したトシザサンサンが16歳のときに産んだ9番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は株式会社ケイズ。2021年の東海クイーンカップ(牝地方重賞)で2着に入った他、2021年のル・プランタン賞(牝地方重賞)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

加藤和宏厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2020年）

6月13日、デビュー戦は横山和生騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1400m 雨/不良）に出走。馬体重は468kg。13頭立ての13番人気で大外13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後はガス欠状態になり12着に終わった。

9月6日、約3か月の間隔を開けて迎えた2戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（札幌芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚勢が衰えて13着に終わった。

9月21日、中1週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（中山ダート1200m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で大野拓弥騎手（1戦0勝）。15頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後はスピードが落ちてしまい7着に終わった。

11月1日、中5週で迎えた4戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。15頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず7着に終わった。

11月28日、中3週で迎えた5戦目は、原田和真騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では末脚を伸ばせず12着に終わった。

12月13日、中1週で迎えた6戦目は、2歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で原田和真騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚に勢いがなく13着に終わった。

2020年12月16日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。

3歳（2021年）

1月26日、中5週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた7戦目は、赤岡修次騎手を鞍上に迎えて、3歳（高知ダート1400m 雨/不良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。先手を取る形となり、で馬群を先導。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のヴォスペランツァに7馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

2月7日、中1週で迎えた8戦目は、3歳（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で赤岡修次騎手（1戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のブルーホープに1馬身半の差をつけて断トツ人気に応えた。

2月21日、中1週で迎えた9戦目は、3歳（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で赤岡修次騎手（2戦2勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて楽々と抜け出し、最後は2着のジョウショーハニーに4馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

3月7日、中1週で迎えた10戦目は、3歳戦の大好き!高知競馬!特別（高知ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で赤岡修次騎手（3戦3勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一気に末脚を伸ばして先頭に躍り出て、最後は2着のプリンスカノンに2馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

3月24日、中1週で迎えた11戦目は、一般C3-10（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で赤岡修次騎手（4戦4勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。主導権を握り、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のククルティハールに8馬身の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

4月4日、中1週で迎えた12戦目は、牝馬限定3歳地方重賞のル・プランタン賞（佐賀ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で赤岡修次騎手（5戦5勝）。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では一際目立つ伸び脚で猛追したが、抜け出したトゥルスウィーを捕まえ切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

4月21日、中1週で迎えた13戦目は、牝馬限定3歳地方重賞の東海クイーンカップ（名古屋ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で赤岡修次騎手（6戦5勝）。12頭立ての4番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で猛追したが、勝ったニジイロに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

5月22日、中3週で馬体重を前走から17kg増やして迎えた14戦目は、3歳戦の山桃特別（高知ダート1800m 晴/不良）に出走。鞍上は8戦連続で赤岡修次騎手（7戦5勝）。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では速い脚を使えず9着に敗れた。

6月16日、中3週で馬体重を前走から13kg絞って迎えた15戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳Jpn2の関東オークス（川崎ダート2100m 曇/不良）に出走。重賞競走への出走は初となった。12頭立ての10番人気で大外12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く12着に終わった。

10月16日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から13kg戻して迎えた16戦目は、もこち特別（高知ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は赤岡修次騎手（8戦5勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では途轍もない末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のマーチャンスルーに2馬身半の差をつけて休養明け初戦を制した。

10月31日、中1週で馬体重を前走から7kg絞って迎えた17戦目は、一般C1 C2（高知ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で赤岡修次騎手（9戦6勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鮮やかな伸び脚で急追したが、抜け出したギンゴーにハナ差届かず2着に甘んじた。

11月14日、中1週で迎えた18戦目は、林謙佑騎手を鞍上に迎えて、3歳地方重賞の土佐秋月賞（高知ダート1600m 晴/重）に出走。11頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では見所を作れず8着に敗れた。

11月28日、中1週で迎えた19戦目は、真衣お疲れさま特別（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は赤岡修次騎手（10戦6勝）。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走したが、4着に終わった。

2022年1月11日付で地方競馬の競走馬登録を抹消した。

デビュー前

田中守厩舎（高知）へ入厩。

12月29日、デビュー戦は赤岡修次騎手を鞍上に据えて、一般C1-5（高知ダート1400m 曇/重）に出走。10頭立ての6番ゲートからスタート。出走取消となった。