ギフトフォーラン（2000年生、母サプライズギフト）

ギフトフォーラン（2000年3月25日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「走る才能」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のハウスバスター（当時13歳）と交配したサプライズギフトが10歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）日進牧場。戦績は、地方31戦9勝2着3回。主な勝ち鞍は2003年の3歳。

経歴

デビュー前

三坂盛雄厩舎（小林）へ入厩。

3歳（2003年）

8月16日、デビュー戦は山田信大騎手を鞍上に据えて、3歳（大井ダート1190m 雨/不良）に出走。馬体重は446kg。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端をきる恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を牽引。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のマーベラスライアンに3馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

11月4日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から18kg増やして迎えた2戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、3歳（大井ダート1390m 曇/稍重）に出走。14頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナに立つ恰好となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はタレてしまい14着に敗れた。

4歳（2004年）

3月3日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から37kg絞って迎えた3戦目は、4歳（大井ダート1500m 内回り晴/良）に出走。鞍上は山田信大騎手（1戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。主導権を握り、若干緩いペースで一団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず5着に沈んだ。

4月9日、中4週で迎えた4戦目は、一般C3七（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山田信大騎手（2戦1勝）。13頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナに立つ形となり、スローペースで馬群を先導。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと押しが利かず、4着に終わった。

4月20日、中1週で迎えた5戦目は、一般C3六七（大井ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で山田信大騎手（3戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では生来の闘争心でどうにかこうにかゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

5月21日、中3週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた6戦目は、張田京騎手を鞍上に迎えて、一般C3五六（大井ダート1200m 晴/重）に出走。13頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では凄まじい末脚を弾けさせてすんなりと抜け出し、最後は2着のフジミノルに3馬身の差をつけて制した。

6月14日、中2週で迎えた7戦目は、一般C3一（大井ダート1500m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は御神本訓史騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線に入ると、前で粘るジンエンブレムを強烈な末脚でクビ差だけ差し切って3勝目を収める

6月29日、中1週で迎えた8戦目は、一般C2八（大井ダート1500m 内回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で御神本訓史騎手（2戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のアタゴパラパラに3馬身の差をつけて4勝目を奪取した。

7月24日、中3週で迎えた9戦目は、一般C2四（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で御神本訓史騎手（3戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線に入ると、前で粘るコウノルーブルを豪快な末脚で交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて1位に入線したが、その後4着に降着となった。

8月15日、中2週で迎えた10戦目は、一般C2六（大井ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で御神本訓史騎手（4戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では決め手に欠いて8着に敗れた。

9月16日、中4週で迎えた11戦目は、一般C2三四（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は張田京騎手（1戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前のファイティングスピリットで最後まで敢闘したが、コスモツェッペリンに交わされて4馬身差の2着に敗北した。

9月27日、中1週で迎えた12戦目は、一般C2三（大井ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は御神本訓史騎手（5戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位には届かず7着に敗れた。

5歳（2005年）

1月21日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から15kg減らして迎えた13戦目は、一般C3一二（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は張田京騎手（2戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、ややスローペースでレースを牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて6着に沈んだ。

2月1日、中1週で迎えた14戦目は、森下博騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳C3（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では鮮烈な末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のヒオウギに1馬身半の差をつけて5勝目を獲得した。

3月10日、中4週で迎えた15戦目は、一般C2七八九（大井ダート1500m 内回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で森下博騎手（1戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では見せ場を作れず7着に敗れた。

3月24日、中1週で迎えた16戦目は、一般C2八九（大井ダート1500m 内回り晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で森下博騎手（2戦1勝）。13頭立ての4番人気で大外13番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、勝ったユキノムテキに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

4月7日、中1週で迎えた17戦目は、一般C2九十11（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は張田京騎手（3戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい12着に敗れた。

7月15日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた18戦目は、一般C3一二（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は御神本訓史騎手（6戦2勝）。14頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り続けて、最後は2着のレモンティーに1馬身の差をつけて制した。

8月3日、中2週で迎えた19戦目は、一般C2五六（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で御神本訓史騎手（7戦3勝）。13頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず10着に敗れた。

8月15日、中1週で迎えた20戦目は、一般C2五六（大井ダート1600m 内回り曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で御神本訓史騎手（8戦3勝）。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚が振るわず9着に敗れた。

9月15日、中3週で迎えた21戦目は、一般C2七（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で御神本訓史騎手（9戦3勝）。12頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。最後は脚色が衰えて12着に終わった。

10月7日、中2週で迎えた22戦目は、一般C2六七（大井ダート1600m 内回り雨/重）に出走。鞍上は張田京騎手（4戦1勝）。13頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮やかな末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のスズノグライドに2馬身の差をつけて制した。

10月31日、中2週で迎えた23戦目は、一般C2三（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で張田京騎手（5戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、シャドウカランブーにハナ差交わされて2着に甘んじた。

11月15日、中1週で迎えた24戦目は、晩秋特別（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で張田京騎手（6戦2勝）。13頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では切れる脚を使えず7着に敗れた。

6歳（2006年）

8月3日、約8か月半の休養明けで迎えた25戦目は、一般C3一二（大井ダート1500m 内回り晴/良）に出走。鞍上は御神本訓史騎手（10戦3勝）。13頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では異次元の末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のホクトボスに1馬身半の差をつけて久しぶりの実戦を物にした。

8月16日、中1週で迎えた26戦目は、一般C2六七（大井ダート1600m 内回り晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で御神本訓史騎手（11戦4勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。果敢に端をきり、若干緩いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮やかな末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のアクティエンペラーに1馬身半の差をつけて勝利を手中に収めた。

9月18日、中4週で迎えた27戦目は、いて座特別（大井ダート1600m 内回り曇/不良）に出走。鞍上は張田京騎手（7戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが劣勢になり5着に敗れた。

10月15日、中3週で迎えた28戦目は、成城特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は御神本訓史騎手（12戦5勝）。11頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先頭に立つ形となり、平均的なペースで一団を牽引。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうワンパンチ足りず、3着に終わった。

7歳（2007年）

2月23日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた29戦目は、一般C3二三（大井ダート1600m 内回り雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で御神本訓史騎手（13戦5勝）。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、少し速いペースで集団を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は脚色が悪くなり6着に敗れた。

3月15日、中2週で迎えた30戦目は、牝馬限定の4歳C3（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で御神本訓史騎手（14戦5勝）。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚を失くしてしまい10着に敗れた。

3月30日、中1週で迎えた31戦目は、一般C3一二（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で御神本訓史騎手（15戦5勝）。12頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず8着に敗れた。