プティプランセス（2006年生、母クリアーパス）

プティプランセス（2006年3月23日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「可愛い＋お姫様（仏）」。毛色は鹿毛。種牡馬のキングカメハメハ（当時5歳）と交配したクリアーパスが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（株）下河辺牧場。戦績は、中央平地25戦3勝2着1回。主な勝ち鞍は2011年の信濃川特別(1000万下)。

経歴

デビュー前

伊藤正徳厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2009年）

6月6日、デビュー戦は武豊騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京芝1600m 小雨/重）に出走。馬体重は468kg。18頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを17番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず9着に敗れた。

7月26日、中6週で迎えた2戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（新潟芝2000m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位には届かず8着に敗れた。

8月22日、中3週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた3戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。18頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く8着に敗れた。

9月21日、中3週で迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で後藤浩輝騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で大外16番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、一完歩ずつ確実に終いの脚を伸ばして、最後は2着のリーゾラビアンコに1馬身1/4の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

10月25日、中4週で迎えた5戦目は、菊沢隆徳騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（東京芝1600m 曇/稍重）に出走。18頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。競走中止となった。

4歳（2010年）

5月23日、約7か月の休養明けで馬体重を前走から16kg減らして迎えた6戦目は、小野寺祐太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（新潟芝1800m 外回り曇/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では末脚が冴えず11着に終わった。

6月26日、中4週で迎えた7戦目は、3歳以上500万下（福島芝2000m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で小野寺祐太騎手（1戦0勝）。9頭立ての7番人気で大外9番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びが鈍く7着に終わった。

7月18日、中2週で迎えた8戦目は、武士沢友治騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。14頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では鮮烈な末脚を炸裂させて前にいた9頭を次々と抜き去り、最後は2着のサウスエンピリカルに1馬身1/4の差をつけて1着ゴールを果たした。

8月28日、中5週で迎えた9戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下の三面川特別（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武士沢友治騎手（1戦1勝）。14頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では切れ味鋭い末脚を披露し、4着に入り込んだ。

11月7日、中9週で迎えた10戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下（東京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（1戦0勝）。9頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では一際目立つ伸び脚で猛追したが、抜け出したマイティースルーにハナ差届かず2着となった。

11月28日、中2週で迎えた11戦目は、3歳以上1000万下の東京ウェルカムプレミアム（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は武士沢友治騎手（2戦1勝）。14頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位争いには加われず7着に終わった。

12月18日、中2週で迎えた12戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下（中山芝1600m 外回り晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は小野寺祐太騎手（2戦0勝）。16頭立ての6番人気で大外16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位争いには参加できず6着に敗れた。

5歳（2011年）

2月20日、中8週で迎えた13戦目は、4歳以上1000万下（東京芝1800m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で小野寺祐太騎手（3戦0勝）。16頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではキレのいい末脚を発揮し、4着に入った。

4月2日、中5週で迎えた14戦目は、4歳以上1000万下の明石特別（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（2戦0勝）。16頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい15着に終わった。

6月4日、中8週で迎えた15戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下の江の島特別（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（3戦0勝）。15頭立ての5番人気で大外15番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を繰り出したが、5着に終わった。

7月16日、中5週で迎えた16戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の五頭連峰特別（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で蛯名正義騎手（4戦0勝）。12頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切り、3着に入った。

8月6日、中2週で迎えた17戦目は、3歳以上1000万下の信濃川特別（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。鞍上は武士沢友治騎手（3戦1勝）。17頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では一歩一歩確実に終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のマナクーラをハナ差振り切って3勝目を挙げた。

8月28日、中2週で迎えた18戦目は、ハンデG3の新潟記念（新潟芝2000m 外回り晴/良）に50kgの軽斤量で出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で武士沢友治騎手（4戦2勝）。11頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには加われず5着に終わった。

9月11日、中1週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた19戦目は、3歳以上1600万下のレインボーステークス（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で武士沢友治騎手（5戦2勝）。12頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張り、3着に入った。

10月16日、中4週で迎えた20戦目は、牝馬限定G2の府中牝馬ステークス（東京芝1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で武士沢友治騎手（6戦2勝）。16頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では決め手に欠いて10着に終わった。

6歳（2012年）

9月15日、約11か月の休み明けで迎えた21戦目は、3歳以上1600万下のレインボーステークス（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で武士沢友治騎手（7戦2勝）。15頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では速い脚を使えず9着に敗れた。

10月13日、中3週で迎えた22戦目は、牝馬限定G2の府中牝馬ステークス（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で武士沢友治騎手（8戦2勝）。17頭立ての17番人気で7番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では末脚がパッとせず16着に終わった。

10月28日、中1週で迎えた23戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の魚沼ステークス（新潟芝2000m 外回り小雨/良）に出走。12頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びが鈍く8着に終わった。

12月9日、中5週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた24戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下の美浦ステークス（中山芝1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は武士沢友治騎手（9戦2勝）。13頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では末脚が振るわず12着に終わった。

7歳（2013年）

1月6日、中3週で迎えた25戦目は、4歳以上1600万下の初富士ステークス（中山芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で武士沢友治騎手（10戦2勝）。14頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい12着に終わった。