ドバイキャンドル（2017年生、母ロココキャンドル）

ドバイキャンドル（2017年4月23日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「地名＋母名の一部」。毛色は鹿毛。種牡馬のトランセンド（当時11歳）と交配したロココキャンドルが8歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道勇払郡むかわ町、生産者は市川牧場。2020年の園田ユースカップ(地方重賞)で2着に入った他、2020年の菊水賞(地方重賞)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、市川牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

渡瀬寛彰厩舎（西脇）へ入厩。

2歳（2019年）

5月8日、デビュー戦は鴨宮祥行騎手を鞍上に据えて、2歳（園田ダート820m 晴/良）に出走。馬体重は443kg。5頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず4着に終わった。

9月13日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた2戦目は、田中学騎手を鞍上に迎えて、2歳（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では堅実な伸びを見せたが、勝ったビナアルファに詰め切れず、1馬身3/4差の2着となった。

10月2日、中2週で迎えた3戦目は、2歳（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中学騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のオーロラフェアリーに6馬身の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

10月18日、中1週で迎えた4戦目は、2歳（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で田中学騎手（2戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るマルマルマルを異次元の末脚でクビ差だけ差し切って2勝目を挙げた。

11月7日、中2週で迎えた5戦目は、2歳（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で田中学騎手（3戦2勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。敢然と端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではグングンと終いの脚を伸ばして、最後は2着のマルマルマルをアタマ差振り切って断トツ人気に応えた。

11月28日、中2週で迎えた6戦目は、2歳戦のアッパートライ（園田ダート1230m 雨/良）に出走。鞍上は鴨宮祥行騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位争いには絡めず7着に敗れた。

3歳（2020年）

1月9日、中5週で迎えた7戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳地方重賞の園田クイーンセレクション（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。12頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず5着に敗れた。

1月29日、中2週で迎えた8戦目は、松木大地騎手を鞍上に迎えて、3歳A B（姫路ダート1500m 晴/重）に出走。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、馬群に沈み4着に沈んだ。

2月19日、中2週で迎えた9戦目は、3歳地方重賞の園田ユースカップ（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で松木大地騎手（1戦0勝）。11頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち味の強靭な心肺能力で最後まで奮闘したが、勝ったステラモナークに詰め切れず、6馬身差の2着となった。

3月15日、中3週で迎えた10戦目は、3歳1勝クラス（阪神芝1600m 外回り晴/稍重）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は鴨宮祥行騎手（2戦0勝）。11頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では決め手が足りず10着に終わった。

4月16日、中4週で迎えた11戦目は、3歳地方重賞の菊水賞（園田ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は松木大地騎手（2戦0勝）。12頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

5月14日、中3週で迎えた12戦目は、牝馬限定3歳地方重賞ののじぎく賞（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松木大地騎手（3戦0勝）。12頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず8着に終わった。

6月11日、中3週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた13戦目は、3歳地方重賞の兵庫ダービー（園田ダート1870m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で松木大地騎手（4戦0勝）。12頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く7着に終わった。