シルエットリボン（1986年生、母タカエツバメ）

シルエットリボン（1986年4月25日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のクラウンドプリンス（当時17歳）と交配したタカエツバメが19歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）隆栄牧場。戦績は、中央平地16戦3勝2着1回、地方7戦0勝。主な勝ち鞍は1990年の芦ノ湖特別(500万下)。

経歴

デビュー前

佐々木亜良厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1989年）

8月5日、デビュー戦は大塚栄三郎騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の4歳未勝利（新潟ダート1700m 晴/良）に出走。馬体重は502kg。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと押しが利かず、3着に終わった。

8月19日、中1週で迎えた2戦目は、4歳未勝利（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で大塚栄三郎騎手（1戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

9月2日、中1週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（新潟ダート1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で大塚栄三郎騎手（2戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、リードを2馬身以上確保して、少々速いペースでレースを進める。先頭のまま5馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のミヤギフローカンに9馬身の差をつけて初白星を挙げた。

9月23日、中2週で迎えた4戦目は、牝馬限定の4歳以上400万下（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で大塚栄三郎騎手（3戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚にキレが無く10着に敗れた。

10月14日、中2週で迎えた5戦目は、牝馬限定の4歳以上400万下（東京ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で大塚栄三郎騎手（4戦1勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではぐんぐんと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のホクトボナンザに1馬身半の差をつけて2勝目を手中に収めた。

11月12日、中3週で迎えた6戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上900万下（東京ダート1700m 晴/良）に出走。10頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚にキレが無く7着に終わった。

12月10日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた7戦目は、牝馬限定の4歳以上900万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は大塚栄三郎騎手（5戦2勝）。13頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は失速してしまい9着に終わった。

4歳（1990年）

4月7日、約4か月の休み明けで迎えた8戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の5歳以上900万下（中山ダート1800m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。13頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では決め手が足りず8着に終わった。

9月16日、約5か月半の休養明けで迎えた9戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 小雨/不良）に出走。鞍上は大塚栄三郎騎手（6戦2勝）。11頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では全く伸びず5着に敗れた。

10月7日、中2週で迎えた10戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（東京ダート1600m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で大塚栄三郎騎手（7戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、ブレーブビューティにクビ差交わされて2着に甘んじた。

10月27日、中2週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下の精進湖特別（東京ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で大塚栄三郎騎手（8戦2勝）。8頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦したが、3着に終わった。

11月24日、中3週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下の芦ノ湖特別（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で大塚栄三郎騎手（9戦2勝）。11頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では渾身の力で末脚を持続させて先頭に立ち、最後は2着のトウホーカラーを半馬身振り切って勝利を手に入れた。

12月15日、中2週で迎えた13戦目は、4歳以上900万下（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で大塚栄三郎騎手（10戦3勝）。15頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず6着に敗れた。

5歳（1991年）

1月13日、中3週で迎えた14戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の頌春賞（中山ダート1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は6戦連続で大塚栄三郎騎手（11戦3勝）。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず5着に敗れた。

2月10日、中3週で迎えた15戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の早春賞（東京ダート1600m 小雨/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は7戦連続で大塚栄三郎騎手（12戦3勝）。14頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く6着に敗れた。

2月24日、中1週で迎えた16戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で大塚栄三郎騎手（13戦3勝）。8頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走し、3着を確保した。

10月7日、約7か月半の休み明けで馬体重を前走から17kg増やして迎えた17戦目は、高松淳一騎手を鞍上に迎えて、神無月特別（船橋ダート1500m 雨/不良）に出走。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。9着に敗れた。

10月30日、中2週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた18戦目は、扇島特別（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で高松淳一騎手（1戦0勝）。8頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。8着に敗れた。

11月21日、中2週で迎えた19戦目は、一般B3四（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で高松淳一騎手（2戦0勝）。8頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。6着に終わった。

12月16日、中3週で迎えた20戦目は、一般B3四（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で高松淳一騎手（3戦0勝）。11頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。7着に終わった。

12月26日、中0週で迎えた21戦目は、高砂特別（川崎ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で高松淳一騎手（4戦0勝）。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。5着に敗れた。

6歳（1992年）

1月15日、中2週で迎えた22戦目は、初春賞（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で高松淳一騎手（5戦0勝）。12頭立ての8番人気で大外12番ゲートからスタート。12着に終わった。

1月23日、連闘で迎えた23戦目は、千住特別（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で高松淳一騎手（6戦0勝）。13頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。13着に終わった。