マルブツヤシロオー（1988年生、母シヤインモナコ）

マルブツヤシロオー（1988年5月18日）は、日本の競走馬。牡馬。品種はアングロアラブで、毛色は栗毛。種牡馬のミヤシロオー（当時9歳）と交配したシヤインモナコが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）富永牧場。戦績は、中央平地16戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は1991年のアラ系4歳未勝利。

経歴

デビュー前

瀬戸口勉厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1990年）

6月16日、デビュー戦は加用正騎手を鞍上に据えて、アラ系3歳未勝利（中京芝1000m 雨/不良）に出走。馬体重は454kg。13頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず5着に敗れた。

7月1日、中1週で迎えた2戦目は、アラ系3歳未勝利（中京ダート1000m 雨/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で加用正騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、4着に終わった。

9月30日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から28kg増やして迎えた3戦目は、アラ系3歳未勝利（中京ダート1000m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で加用正騎手（2戦0勝）。12頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり11着に敗れた。

10月6日、連闘で迎えた4戦目は、アラ系3歳未勝利（京都ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で加用正騎手（3戦0勝）。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では全く伸びず8着に敗れた。

10月20日、中1週で迎えた5戦目は、アラ系3歳未勝利（京都ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で加用正騎手（4戦0勝）。7頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、かなりのスローペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、キングマイティーに交わされて1馬身半差の2着となった。

11月10日、中2週で迎えた6戦目は、アラ系3歳未勝利（京都ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で加用正騎手（5戦0勝）。14頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚にキレが無く8着に敗れた。

11月18日、連闘で迎えた7戦目は、原田聖二騎手を鞍上に迎えて、アラ系3歳未勝利（京都ダート1700m 晴/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。最後はガス欠状態になり6着に敗れた。

11月24日、連闘で迎えた8戦目は、増井裕騎手を鞍上に迎えて、アラ系3歳未勝利（中京ダート1700m 晴/良）に出走。7頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい4着に敗れた。

12月8日、中1週で迎えた9戦目は、アラ系3歳未勝利（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は加用正騎手（6戦0勝）。8頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びを欠き7着に敗れた。

12月15日、連闘で迎えた10戦目は、安田隆行騎手を鞍上に迎えて、アラ系3歳未勝利（中京ダート1700m 晴/良）に出走。14頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず12着に敗れた。

3歳（1991年）

1月13日、中3週で迎えた11戦目は、アラ系4歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は加用正騎手（7戦0勝）。15頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず13着に終わった。

1月26日、中1週で迎えた12戦目は、アラ系4歳未勝利（小倉ダート1000m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は増井裕騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず10着に終わった。

2月3日、連闘で迎えた13戦目は、アラ系4歳未勝利（小倉芝1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で増井裕騎手（2戦0勝）。12頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では切れる脚を使えず10着に終わった。

2月10日、連闘で迎えた14戦目は、牧田和弥騎手を鞍上に迎えて、アラ系4歳未勝利（小倉ダート1700m 雨/不良）に52kgの軽斤量で出走。9頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では一歩一歩確実に差を詰めて、最後は2着のヨネノヒリュウをクビ差振り切って待望の初勝利を挙げた。

2月25日、中1週で迎えた15戦目は、柿元嘉和騎手を鞍上に迎えて、アラ系4歳以上400万下のアラブ特別（小倉芝1800m 晴/良）に55kgの斤量を背負って出走。15頭立ての15番人気で2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず15着に終わった。

3月2日、連闘で迎えた16戦目は、アラ系4歳以上700万下（小倉ダート1700m 晴/重）に55kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で柿元嘉和騎手（1戦0勝）。10頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では決め手に欠いて9着に終わった。